離れないと思います
耳かきが好きです、とても好きです。
『僕の理想の耳かき』
無理かもしれないが、聞いてほしい。
出来ることなら、僕はずっと耳かきをしていたい。
だから目の病気にはなりたくはない、だって耳かきが出来なくなるじゃないか。たまたま「白内障」という目の病気の説明を、先生が授業の脱線でしたとき、この病気は耳かきの敵だ!と直感した。
正直、僕は勉強という奴があまり好きではない。
でも耳かきのためならば、フェルマーの定理ぐらいは挑んでもいいと思っている。
友人には話をしたことはないんだが、一度彼女らしき物ができそうなときに、話して失敗したので、カサブタだ、触れるな。
耳かきは裏切らない。
耳かきはただそこにある、耳かきは裏切らない、耳かきは!
暴走した。
すまない、僕にとって世の中がもう少し楽しいものならば、きっと耳かきにはまってなかったんじゃないのかなと思う。
美人に生まれていればいいのか、そうしたら耳をかく相手を探すのにも苦労はしないのだろうか。
しかし、美人には美人の苦労があるらしい、たぶん僕には永遠にわからないのかな?と思ったが。
好きでもない相手に勘違いされるという点を聞いたら、納得した。どんな人間も誰でもいいというわけでは、そのうちなっていたらごめんなさい、優しい彼女は欲しいです、僕のことをバカにしないタイプがいいです。
そしたら耳かきをしてもらいたいです、せめて想像だけでも、耳かきが上手で、何をしても。
「もう〜すぐそうやって」
っていう感じで。
キツい娘さんは勘弁してください、いや、あれはあれでいいとは思いますが、僕の精神状態により、人間不信のレベルまで行けそうですんで。
「耳が痒くなったな」
「じゃあ、耳かきしましょうか」
そこで微笑んでくれる。
耳かきが終わっても、僕は膝枕から離れないと思います。




