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3、犯人は運営さん(。´・ω・)?

お部屋を造りました。

「謎か~謎…何にしよっかな?開けられたら困るんだし…解けない問題にしよう♪」



茂里は考える、考えているが疑問があった。



「ねぇフィー。」


「なんですか?」


「私みたいに違う世界から召喚される人っているのかな?」


「分かりません。ごめんなさいです。」


「いや、いいよ。私が召喚されてるんだから可能性はあるかな?それなら…。」



仮に私みたいな転移者がいる可能性も考慮して読めても答えが分からないのがいいんだけど…。



「フィー、What does the name of this dungeon master say?は読める?」


「トモリのことですね♪」


「漢字は読めないのに、英語は読めるんだ…なんで?」


「英語って言うんですか?これはファーレン公国で使われてる文字ですよね?」


「ファーレン公国には英語が存在するのか…漢字は読めないのに英語は読める…それなら…。」



此のダンジョンのマスターの姓名を答えよ。



「フィーはこれ読める?」


「…のダンジョンのマスターの…を…えよとしか読めません。」


「よし♪これでいこう。」


「それで何て書いてあるんですか?」


「ん?このダンジョンのマスターの姓名を答えよって書いたんだよ♪」


「ヒキコトモリですね♪」


「そうそう。私の名前をフルネームで知ってるのは本人の私とフィーだけだからね。それ以外で知ってる人が居たら犯人です!」


「犯人ですか?」


「そう、私をこの世界に召喚した犯人である…運営さん?」


「運営さん?運営さんって何ですか?」


「初回特典とか評点とかあるらしいから、私が勝手に付けた名前だから気にしなくていいよ。」


「そうですか?分かりました♪」



茂里は4000DRのうち2000DRで部屋を残り2000DRで謎解きの扉を設置する。



「さて、ちょっと試してみたいんだけど…この扉って何度も使えるのかな?」


「使い捨てで1回開くと次はダメみたいですね。」


「そうなんだ…失敗した。それでDRが安かったのかな?試せないなら万一のことを考えて隠し部屋1人用500DRも…ってフィーさん。」


「なんですか?トモリさん。」


「ダンジョンコアって何処にあるの?」


「え?ダンジョンコアですか?トモリの目の前ですよ。」


「目の前?目の前にはフィーしか…え?いや、でもフィーはダンジョンコアの疑似形態で…え?あれ?フィーがコア?」


「そうですよ♪」


「そっかフィーがコアなら隠し部屋1人用で問題ないね。それと隠し扉200DRで…残りが194DRか。」



うん♪罠の分のDRがないや♪とりあえず、扉の前に落とし穴94メートルだけでも設置しとこう、運が良ければそれで殺れるかもしれないし。


残りは100DR、念の為に取って置くかな?


え?何で残りが100DRかって?それは落とし穴1メートルで1DRだったんで端数の94DRを一気に使ちゃいました♪




「よし、終了だ…寝よう♪」


「え?また寝るんですか?」


「うん、出来ることも無くなったし、あとは寝るぐらいしか出来ない…3度寝したから眠くないと思ったけど、ダンジョン強化が終わったと思ったら眠くなってきたよ、ふぁぁぁ~。」


「そうですか…もっとトモリとお喋りしたかったですけど、仕方ないです。」


「うっ…ごめん、召喚されてまだ体が馴染んでないんだよ…たぶん」


「それなら仕方ないですね。」


「ごめんねフィー、何かあったら起こしてね。お休み…Zzzz…。」


「はい、お休みなさい。」




「うみゃ…。」


「おはようございますトモリ♪」


「ん?あ~、あぁ…おはようフィー。」



そうだった…何故かダンジョンに転移?してたんだった。



「どうかしましたか?」


「いや別に…ダンジョンだなぁ~と思ってね。」


「?ダンジョンですよ。」


「うん。そうなんだけどね…ここに召喚されたのが夢じゃないんだな~って思ったんだよ。」


「トモリは…召喚されたことに……後悔してますか?」


「ん~まだ分かんにゃい。ゲームもネットっもテレビのないのがあれだけど…誰にも何も言われずに引き籠れるのは…まぁいいかな?」


「そうですか。私はトモリが居てくれて嬉しいです♪」


「そっか…フィーが嬉しいなら良いんじゃない?問題はDRの稼ぎ方なんだけど、稼げるようになったら面白くなるかもね。」


「そうですか…そうですね♪頑張ってDRを稼ぎましょう♪」


「そうだね。ところで、私どれぐらい寝てた?」


「3時間ぐらいですよ。」


「3時間か…やっぱりあまり眠れてないね、まぁいいや、朝食を…あれ?DRが少し増えてる。」


DRが1612DRに増えていた。


「何があったんだろ?」


「ダンジョンの中で誰か死んだんじゃないですか?」


「あぁ~そんな設定だったね…ということは落とし穴に誰か引っかかったかな?」


「落とし穴ですか?」


「うん、扉の手前中央に落とし穴を設置したんだけどね…あれに引っかかるんだ…。」


「いいことじゃないですか♪流石トモリです♪」


「これ確認できないのかな?」


「確認ですか?」


「うん、誰が何処で死んでるのかとか確認できない?」


「出来ますよ、メニューのダンジョンから確認できます。」


「あれ?そんなのあったっけ?昨日…この前見たときはなかったと思うけど?」


「ありますよ。ダンジョンの記録ってのを見たら確認できます。」


「そうなの?やってみるか。」



茂里はメニューからダンジョンを開く。



「あっ、本当だ記録ってのがある…前はなかったはずなんだけど…気が付かなかったかな?」



茂里は記録をタップしてみる。



夜食セットを購入

部屋の拡張

風呂の設置

トイレの設置

ベットを購入

布団を購入

ガチャ100DRを購入

部屋の増設

謎解きの門を設置

落とし穴94メートルの設置

ゴブリンが落とし穴に落ちて死亡3DR入手

ゴブリンが落とし穴に落ちて死亡3DR入手

ゴブリンが落とし穴に落ちて死亡3DR入手

ゴブリンが落とし穴に落ちて死亡3DR入手



「あぁ…記録って言うかログ…かな?ゴブリンが4に…匹?引っかかってる。」


「ゴブリンなんて珍しいですね。」


「そうなの?」


「この辺りは山脈の近くでゴブリンにとってはモンスターが強いんで近寄らないですけど…。」


「そうなんだ、あっ。」


「どうしました?」


「侵入者が3…4になった。ゴブリンかな?マップに赤い光点が4つ通路に表示されてるよ。」


「ん?5に…あ、4に戻った。」


「なんでしょうね?住処でも探してるんでしょうかね?」


「住処…ね。ちょっと罠の発動を止めて様子を見てみようか。」


「いいんですか?」


「ゴブリンに謎解きの扉は開けられないよね?大丈夫だよね?」


「ゴブリンには開けられません。謎解きの対象が人語を話せる者になってますから。」


「え?対象が人語を話せる者?」


「はい、トモリの問いは人語が対象になってますから、人語で回答を言わないと開きません。基本ゴブリンは〝ギ〟としか話さないんで対象外です。」


「なる…基本ってことは人語を話すゴブリンも居るってことなの?」


「居ますね…確かゴブリンジェネラル以上のクラスは人語も話せます。」


「クラスとかあるんだ…それじゃぁ、ジェネラル以上が居ないことを祈りつつ罠の発動をストップしましょうか。」





このお話は週に1話、金曜日の投稿…予定ですm(__)m

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