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最弱の最強  作者: JOKER
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運命

「全員席についたかー」

先生が教室に入ってきた。誰一人欠席がなく全員席についている。

「今日はいきなりで悪いが新学期初めての体力テストだ」

ついこの間2年生になった僕たちの最初の訓練。


『体力テスト』

スキルの使用制限がなく自分の身体能力を自在に使って記録を出す。もちろん他の学校のスキル使用不可の従来の体力テストとは違い桁外れの記録が出る。


「はぁ……」

僕は大きくため息をつく。そして自分の運命を呪いながら重い腰を持ち上げる。

「どうしたの?しんくん?」

なんでもないよ、と後ろから声をかけられたが振り向かずに返事をする。

「えー、なんかあるなら言ってよ?」

「ありがとね」

この子は人吉さん。ダメダメな僕に声をかけてくれるくらい良い人だ。ちなみにスキルは周りの温度を操るみたい。

「じゃ、グラウンドでね」

手を振りながら行ってしまった。僕も体操着に着替えなくちゃ。


一種目はソフトボール投げ

「そうだな、まずは柊やってくれ」

「え……」

いきなり僕か……。周りの視線が一気に集まる。

笑ってる人も何人かいるなぁ。

「どうした?」

いえ、と言いフィールドへ立つ。一番は憂鬱だなぁと思いながらボールを持つ、なぜって?

それはね、


思いっきりボールを投げる

「柊、48mか」

先生が言う


僕には何にもスキルがないんだ


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