冬の女王からのお願い
「そうだったの…」
冬の女王、スノウはため息をつくと、2人に質問します。
「2人はとてもそっくりだけど、双子?」
これにはユキが答えます。
「うん、私たち双子だよ!私がお姉ちゃん!」
「まあ、そうだったのね。じゃあ、次の質問。なぜ、ここに?お触れを見たみたいだけど。」
これにはハルが答えます。
「いつまでも冬が続くから、王さまが冬の女王さまと春の女王さまを交替させてって言ったの!」
ユキが続けます。
「いろんな人が挑戦したけど、誰もここに来ることができなかったんだって!」
2人は声を合わせて聞きました。
「「ねえ、どうして、春の女王さまと交替しないの?」」
この質問にスノウはちょっと困った顔で答えました。
「ここにリリーが来ないから。」
またまた2人は声を合わせて聞きました。
「「リリーって誰?」」
「あなたたち、リリーを知らないの?」
驚くスノウにハルが答えました。
「うん、知らないよ!もしかして、リリーって春の女王さま?」
スノウは笑って答えました。
「そうよ、リリーは春の女王。リリーが来ないと、私もこの塔から出られないの。」
「「ええっ!?」」
「だから、リリーに会って、季節の塔に来てほしいって伝えてくれない?」
2人は顔を見合せ、にっこり笑って答えました。
「「いいよ!」」
「ありがとう、私はここから出られないから…お願いね、2人とも」
女王さまの7つの絆 第3話です!
次回、2人はお城へ!
締め切りに間に合わせるためにも頑張って書きます。感想、レビュー歓迎します!