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第13話 気づけば音声入力

最近、スマホで会話型AIとよく話している。

音声で話して、答えが返ってくる。

もうそれが普通になっていた。


ある時ふと思った。

これだけ普通に会話できるなら、

Wordの文章も音声で入力できるんじゃないのか。


ところが、やり方がわからない。

そこで、いつものように会話型AIに聞いてみた。

するとすぐに教えてくれた。

「WindowsキーとHを押したら音声入力ができます。」


そんな簡単なことだったのか。

そこで実際に試してみた。


確かに声で文字が入る。

これは便利そうだと思った。

ところがやってみると、

どうも思ったほど簡単ではない。

文章は入るのだが、

間違ったところを消そうとして

「デリート」だの

「バックスペース」だの

言ってみても、

うまく削除してくれない。


またAIに聞くと、

細かい修正は手でやるのが一番早いと言う。


なるほど。

つまり音声入力と手入力の

ハイブリッドでやるのがいいらしい。

それはまあ理解できる。


しかし、もう一つ不思議なことがあった。

私は普段、AIとは普通に話せる。

自由にしゃべっている。


ところがWordの画面に向かって

音声入力で文章を書こうとすると、

なぜかうまく話せない。

これは何でやろうと思って、少し考えてみた。

どうやら、Wordに文章を入れるためには、

頭の中で


話の構造

文脈

言葉の順番

を組み立てながら話さないといけないらしい。


つまり

ただ会話するのとは違う。

会話型AIとの雑談と、

Wordで文章を書く音声入力は

まったく別の作業なのだ。


そう考えていると、

ふとあることに気づいた。


講演をする人や、

人前で即興で話せる人がいる。

ああいう人はきっと、

頭の中で

構造とか

文脈とか

言葉とか

そういうものを

同時に処理しているのではないか。


もしそうだとしたら、

音声入力で文章を書くというのは、

そういう話し方の

訓練になるのかもしれない。


私は人前で話すのが得意ではない。

講演など、とてもできそうにない。


しかし、音声入力を使って

言いたいこと

理由

まとめ

そんな形で

言葉を組み立てて話す練習をすれば、

少しは話す力がつくのかもしれない。


気づけば、

音声入力というのは

ただの便利機能ではなく、

話す力の訓練道具

なのかもしれない。

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