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第10話 気づけばシリーズ 番外編 気づけば、スーパーのドライアイス
店員さんにコインと袋を貰いレジ横のドライアイス製造機の前に立つ。
その横には、箱に隠れて置かれてる大きなボンベ。これ結構大きい。どんと鎮座している。頭にハンドルのようなものがついている。時々、運搬する人を見るが、重量あるはずなのに、運搬機に乗せて軽く黙々と運んでいる。
このでかいもの何処からきたんだ。巨大な工場で、作られてるんだろ。
AIによれば、『ドライアイスは二酸化炭素を固めたもので、-78.5℃と非常に低温です。』
『溶けても液体にならず、直接気体(炭酸ガス)になります(昇華)。』
『炭酸ガスは空気より重く、低い場所に溜まる性質があります。』
その無骨なボンベから製造機を伝わって出されてるパウダースノーのような白い粉。
コインを入れて、ボタンを押すとプシューと言う音とともに吐き出される。
時々、プシューが長く続くときがある。そんな時、なんか少し、得したような気持ちになる。
白い粉入れた袋を家に持ち帰り、そっと覗き、水の中へ放り込むと、白い煙となり、消える。
それは、役目を果たして、綺麗に消える。
ドライアイスにも一瞬の輝き、消えゆく儚さ、美しさがあるように感じる。




