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AI学校の進捗状況
季節が二か月ほど過ぎ、AI高等学校での授業は順調に進んでいた。教員不足を補う目的も課されたAI教師プロジェクトは、今のところ何事もなく運営され、このまま問題がなければ成功が確実視されていた。
AI教師を開発したゾーン社には進捗状況が逐一AI学校からあらゆるデータが送信されており、小さな問題が起きれば随時修正プログラムによって正常に戻す作業が行われていた。
また、このプロジェクトを推進するために有志の会を結成した政治家たちは、まずAIデジタル特区での一年間の進捗状況を見守り、成功と判断すれば日本政府に報告し、その後正式な審査を経て、大手IT企業であるゾーン社には莫大な運用資金と補助金が支給される仕組みとなっていた。




