配信2日目
「むむむ……」
初配信後、何故だがよく分からないけど、めちゃくちゃ増えた登録者数を見つめながら、そう呟く俺。
どうやら、白兎の姿で配信をしたってことで、話題になったらしい。
あと、この姿は呪いのスキン扱いされてるとか。
解せぬ。
「恐るべし、配信パワー……」
配信の力って凄いな。
そう思いながら、俺は準備をした後、二回目の配信を始めるのだった。
「あ〜……みんな見てるか〜?」
『シロさんおはよ〜』
『掲示板から来ました!!』
『見た目はマジで白兎やん』
『呪われたスキンと聞いて!!』
『モフりたい』
うぉっ!?前の配信よりも人が来てる!?
「え〜、どうも。そして、初めましての人は初めまして。俺は白兎のシロ。よろしく!!』
俺は、視聴者に向けて挨拶をした後、続け様にこう言った。
「んで、今回は……『初心者の森』の探索とレベル上げをメインでやろうと思ってる」
『レベル上げかぁ……』
『一狩り行くのか?』
「もちろん!!スライムに殺されない程度に強くなる予定だ」
『スライムに殺されない程度w』
『そうだった……白兎がスライムよりも弱いことを忘れてたわ』
スライムに体力を削られないためにも、強くならないとな。
そう思いながら、コメント欄を見る俺。
「というわけで!!出発!!」
そんなわけで、初心者の森を歩き始めると……
「お!!いた!!」
俺は、何匹かのスライムを発見するのだった。
「よし、やりますか!!」
そう言った後、スライムに攻撃を仕掛ける俺。
攻撃と言っても、今回はパンチだけどな。
でも、俺が放ったのはただのパンチじゃない。
【ノックバックⅠ】を使用した状態で放つ、ノックバックパンチだ!!
「オラッ!!」
パンチを喰らったことにより、スライムは吹っ飛び……他のスライムに激突。
まるでボーリングのピンのように、他のスライム達はとばっちりを喰らうのであった。
「お〜!!【ノックバックⅠ】の効果凄いな」
『スライムボーリングw』
『ストライク!!』
『ノックバックでボーリングすなw』
俺の攻撃によって、何匹かのスライムが倒れたものの、最後の一匹と思われるスライムがその場にいた。
「まだ生きていたのか……なら!!」
そう呟いた後、スライムに膝蹴りを喰らわせる俺。
すると、その攻撃に耐えきれなかったのか……スライムの体力は0になり、光の粒子となって消えるのだった。
「ふぅ……」
〈個体名シロはレベル4に上がりました〉
「ドロップアイテムは……あった!!」
地面に落ちていたドロップアイテム…もとい、【スライムゼリー】を手に取ると、それを口に入れる俺。
「うん、相変わらず美味い!!」
『【スライムゼリー】ってそんなに美味いのか』
『飯テロかな?』
その後、スライムに遭遇しまくった俺は、【ノックバックⅠ】を使用しつつ、森の中を進んでいくと……
〈助けて〜〉
「……え?」
森の中に、何故か蜂のモンスターが倒れていた。
しかも、後でグルグル巻きの状態で。
……何これ?




