彼女の幸福論
クラスメイトの山崎の相談に乗るため、巧は旧校舎やってきた。打ち壊し直前のこの場所には噂がある。曰く、『出る』らしいのだ。不気味な雰囲気に呑まれて相談の約束を後悔し始めたころ、山崎が振り返った。女子トイレ前の何もない空間に手のひらを向けて。
「紹介するよ巧。この人、トイレの花子さんなんだ」
幽霊に呪われた山崎と幽霊に憑かれた巧の二人は、無事『花子さん』の未練を晴らすことができるのか。
「紹介するよ巧。この人、トイレの花子さんなんだ」
幽霊に呪われた山崎と幽霊に憑かれた巧の二人は、無事『花子さん』の未練を晴らすことができるのか。
01 相談に乗ってくれない?
2009/10/23 02:44
(改)
02 俺は呪われたけど、そっちは憑かれてんじゃん
2009/10/23 03:30
(改)
03 昔、ここに来たことがあるんですよぉ
2009/10/23 04:03
(改)
04 うそなものか
2009/10/23 05:40
(改)
05 話しとかなあかんことが、ある
2009/10/23 19:33
(改)
06 引きずられんな
2009/10/23 20:24
(改)
07 もっと暗い原因連想しちゃったんだよね
2009/10/24 06:51
(改)
08 その資格が、ありません
2009/10/25 06:27
(改)
09 あんた、逃げたんやな
2009/10/26 23:04
(改)
10 私は、幸せ者ですねぇ
2009/10/29 18:11
(改)