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秋に恥に

作者: タマネギ

秋に収穫が終って

一段落したら、

古い音楽仲間で

集まろうかと。


言い出してから

ずいぶん日が経つ。

皆、あれこれと、

忙しいから。


皆、忙しい間に、

できなくなるよ。

したいことは、

できるうちにね。


心の声というか、

皆がそんな気持ちに

なってゆくのか。

日時も、決まった。


誰にも、過ごした

あの頃がある。

良かったあの頃、

悪かったあの頃。


覚えているあの頃、

ほんやりしたあの頃。

懐かしさの頃、

そうではない頃。


すべてが昨日の

出来事のようで、

時の流れなどは、

錯覚にも感じる。


今があの頃に

繋がっていて、

この今も粛々と

あの頃になり。


それだけは、

嘘に感じられず、

崩れようもない。

違うだろうか。


いや、粛々と、

あの頃とこの今が

遠ざかっていて、

切れてもゆくよ。


どちらにしても、

あの頃を変えて、

今も変えてと、

思うことはある。


もう何度か思った。

そして、未来を

見つめ直している。

その繰り返し。


自分に影響されて、

作り始めたという。

二つ年下の彼は、

今もライブに忙しい。


たまに会うと、

継続することは力、

その通りだと思う。

何かの言葉を思う。


こつこつと続ける。

それがどれほど

尊くて、掛け替えの

ないことか。


じんわり感じる。

あの頃からずっと、

行き来してくれて、

ありがとう。


秋のその時に、

美味しい薩摩芋や、

これからの頃の

旋律と詩を届けたい。


そういうのは

小っ恥ずかしいと、

ただ笑っているのは

自分可愛さ。


変えたかった。

恥を掻くべきだった。

好きな人や物事や、

自分を生き続けるのに。

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