月の灯
凍える様な寒空に…
人の心温める光がある…
夜空見上げてふと思う…
冷めきった冷たい心を溶かしてくれと…
冷たい心は中々温まらない…
心の真まで凍ったのかな…
いつからだろう…
作り笑顔しか出来ない自分…
一人で居ても孤独を感じなくなったのは…
私はおかしいのかな?
他人が怖い…
自分が怖い…
だからか…
自分の心を凍らせてしまったのは…
そんな冷えきった心を…
温めてくれる光がある…
私にとっては…
夜の太陽だ…
昼間の太陽も嫌いじゃない…
でも…
私は…
月明りが好きだ…
寒くなればなるほど…
輝かしく光るあの月が…
私を優しく包む…
暗闇に浮かぶ太陽のごとく…
凛々しくて…
手に届きそうで…
届かなくて…
秋風に吹かれながら…
私はただ見つめる…
自分も誰かの太陽になれるかなと…
何時しか凍えた心は…
月明りに照らされて…
少しづつ…
溶けて行く…
早く人間に戻りなよと…
私を優しく包み温める…
今日も私は夜空を眺める…
力一杯生きる為に…
自分に負けないように…
今日も月明りは私を照らす…
人々を照らす…
元気になれよと…
いつまでも見てるから大丈夫だよと…
そんな月に私は感謝する…
自分をいつも照らしてくれてありがとうと…
世界の人々を優しく照らしてくれてありがとうと…
いつまでも照されていたい…
あの…
優しい月の灯に…
秋風の凛とした冷たさに打たれながら読んで頂ければ光栄です。感想をお待ちしてます。




