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8章-15 名ばかりの英雄
「さてと、この世界で合ってるのかね?」
茶髪の少女が舟から降りた。黒のタンクトップの上にピンク色の半袖シャツ、下にジーンズ、茶色のボブヘアーと今風の格好の少女である。
「ああ、腰が痛い。」
少女は舟から降りるなり、伸びをした。長時間舟を漕いでいたので腰が痛い。
「忘れ物は無かったよな?」
少女はショルダーバッグの中身を確認する。リップクリームに長財布、ハンカチにティッシュペーパー、投げナイフにダガー。よし、何も忘れ物はないな。少女は港から町の方に向かって歩き出した。




