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電脳社会での俺達の大革命  作者: 月詠 くれは
12/12

革命

最終話です

ここまで読んでいただき有り難う御座いました

雨が降る中、丘の上に傘をさした二人の男が居た

「よぉハギリ、俺らが革命を起こしてから今日で10年か...」

「そうだなリュージ、そしてヒナの命日もな...」

そして二人はある一人の英雄の墓へと向かう...

事の発端は10年前 俺らの革命が始まった数分前だった


ヒナは扉を開け三人で中に潜入する

そして一番奥の部屋を開けた

「やぁ諸君!よく、ここまでたどり着いたね!」真っ白のスーツを着た男は軽快にしゃべる

俺らは何も答えなかった。なぜなら彼が完全に悪者だとわかったからだ

彼の座る席の後ろの壁にはホワイトハウスの警備員たちが四肢を壁に打ち付けられていた

何か喋っているが声帯が潰されたのかよく聞こえない…


その時ヒナが右手を挙げた

そしてリュージも武器を構え臨戦態勢に入った


突撃……

問答無用捕まえられないなら殺せ


そして俺らは………



逆に捕まった

理由としてはツバメが人質だったからだ

こいつを離して欲しかったら俺の言うことを聞け

そして奴の命令は「助かるチャンスをやる、ただし一人か、一人を捨て他の二人かだ…さぁ誰が自分だけ生き残るかな?フフフフフフフフフフフフフフフッッッッ!!!!!」

全員が黙り込み口を頑なに塞いだ時だった

銃声が響き渡りリュージが悶え苦しむように叫ぶ

「おい…何無視してんだよ…じゃあリュージお前だけ生き残って他を見殺しにするか?それは面白そうだぁ!」

奴が笑っている間、ヒナが手を上げた

「リュージ、ハギリ、今まで本当にありがとう、墓にはバームクーヘン持ってきてね…」

そしてヒナは決断するように告げる

「私が死ぬ、だから二人は助けて」

「それでいいんだな?少女よ...」


「何度も言わせないで...」

「君は英雄と呼ばれるだろう」そして奴は引き金を引いた


銃声が響き渡った


ヒナは倒れ...俺は走り出していた

「ふざけるなぁぁああああああああああ!!!!!!」

奴を俺は思いっきり殴り飛ばした


その時だった

「お前ら伏せろ」


『炎王ノ晩餐』その声と同時に奴の周りに炎が現れ奴を飲み込んだ

『フィクション!銃弾不発!』その声と同時にヒナの周りに光があふれ傷は消えた

奴は死んだ

だがヒナは生き返らなかった


俺らの革命は始まったが...同時に大きなものを失った


その後の話をしよう

日本の総理がアメリカの偽大統領と共犯だったことが判明し逮捕

その後 日本の総理はホムラとなり世界は一変した

そして俺らレヴォリュシオンはホムラの力によって国に保護、総理直属の警察になった

それを気に入らんとした人たちはホムラを殺しにかかったがあっけなく惨敗、逃げ惑うも10分後に全員が俺らレヴォリュシオンの手に捕まるという異例の事態が起き、認めざる得なかった


俺らはその後様々な世界に派遣され、世界を手玉に取るかのように改革を進めていった


そして10年がたった

改革は成功また記憶は自分で記憶するようになり、世界を変える可能性のある電子機器は全て廃止

奴隷制度にしようとしていた三国の主要人物は逮捕

また平和な時代が訪れ俺らレヴォリュシオンは世界会議で決まり世界警察となった

世界警察トップ オノーレ

世界警察次席  シャルロット

世界警察幹部  ルイ、ジャック、マルク、マクシミリアンそしてテロワーニュ


そして俺とリュージはヒナの墓に向かっていた

墓につくと4人の人影が見えた

「遅いぞ二人」妖禅が悲しげに言う「彼女は一番の英雄だった」

墓参りを済ませ妖禅が言った

「さぁ帰るぞ...俺らはレヴォリュシオンまだまだ世界を変えていくぞ!」

「「「おう!」」」


---END---

最後まで読んでいただき有り難う御座います

未来 こんな出来事が無いことを私は祈ります

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