第1話 ブドウを食べるために石ころを犠牲にする
その辺にある石ころを拾う。誰も見ていない。
俺は分子操作を行った。小さいころからやっていることだ。石ころは一瞬でブドウになった。
現在3月春休みの真っ最中。4月から俺は晴れて高校生になる。
創増高校という高校に行く。そこでは通常の授業に加えてダンジョン向学の授業がある。
希望者はダンジョンの資格試験をして探索者になれる。
まだ俺も15歳だ。誕生日は5月だがそれまで少しある。
探索者の免許は16歳から取れる。
だが俺はダンジョンに入ってモンスターを初めて倒したときに貰える初討伐ボーナスのスキルという力を持ってなくても問題は無い。
俺は生まれつきの超能力者だからだ。
使える超能力は分子操作。
分子を操作して別の物質を作り変えるとか分子を振動させて熱を発生させるとか、逆に分子を停止させて凍結させたり、とか分子構造を作り変えて壁抜けしたりとかなどいろいろできる。
俺はこれまで色々と実験してきた。
夏でも快適に過ごすことが出来るとか一応便利だ。
俺はブドウを持ち帰り、家に帰る。
「またブドウにしたの? 操助」
「姉ちゃん」
「頂戴よ」
「うん」
俺には姉がいる。3歳年上の姉が。今年で大学生で18歳。
名前は真分鈴音。
鈴様と呼べといつも言っている。
なお俺の姉も超能力者だ。
音の振動を操る能力だ。
音波を操り強烈な不快振動を浴びせたりできる。
これをやられて耳がイカレルことがある。弟にも嫌がらせを昔はしてきた。
ただ現在姉はこの能力を生かして女性バンドのリーダーだ。
人に音を届けることができるとか。
なお家族以外には能力のことは秘密だ。
そしてもう一人の妹。
真分愛花がいる。
3歳下の妹かなり俺に懐いている。
「お兄ちゃんのブドウ美味しいから良いよね」
12歳の妹は凄く可愛い。
なお愛花も超能力者だ。
能力は好意調節という能力で信愛度とかの人間の親密度とか愛とか好きとか嫌いとかの感情的な数値を操る。
これにより人間以外の生物でも好きを操るので愛花は動物にモテモテだ。
うちでは猫を飼っているが2匹の猫からモテモテだ。
「あっタマにクロくすぐったいよ~~~チュールあげるからね~~~」
そんな超能力家族の家は母親も父親も超能力者だ。
父親は要人の警護のSPをしている。
超能力は肉体操作。肉体の筋力とか瞬発力を操作して超人になれる。
正直俺は父親と何度もバトルをするが勝てたことが無い。
それだけ出鱈目な人だ。
母親は仕事で家にあまりいないが看護師をしている。
なお超能力は聖なる癒仕手という能力で体力の回復や気力病気の進行度を下げることが出来る。
ほんとは医療行為は医者しかできないがこっそり病気の人の治療や怪我とかしている人の怪我を治す方向にもっていっていくことをしている。
ただ無茶苦茶凄く治療すると怪しまれるので母はゆっくりと治療するという。
そんな超能力ファミリーなうちでは俺はダンジョン探索者になりたいと願い出ている。
母親が帰ってきた。
父親は2週間後に帰ってくる。
「みんなただいま~操助、愛花、鈴音良い子してた~~~」
「私はバンド頑張ってるよ」
「最近勉強難しい」
「春休みの宿題はやった?」
「5月から探索者になっていいんだよね?」
「そうね操助はなりたいのよね」
そうして俺は春休みを満喫した。
そうして4月から高校デビューするようだ。




