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一夜

黒にはどれだけ明るい色を混ぜても、鮮やかな色に変わることはない。対して、白には混ぜた途端、みるみるうちに変わっていく。正義だとか悪だとか、光だとか闇だとか、人々は皆、そうやって対の物を比べる。だがしかし、どちらも半々だったらどうする?人々が云う、その正義や悪は全て、純物だ。それがもしも、混合したものだったとしたならば?それは悪?はたまた正義?そう問うたとしても、それが皆同じなはずはないだろう。ある人はこう云うだろう。正義だ、どんな闇もそれには勝てるはずもない、と。しかし、ある人はこう云うのだろう。悪だ、その闇は正義をも呑み込むからだ、と。ならば、夜と朝は?陽の光に照らされ、人々が起き上がる時と、月の光に照らされ、人々が眠りにつく時は一体、どちらが勝つ?それとも拮抗するのだろうか?しかし、疑問が残る。それでは朝の方が確実に強い。ならばこうしよう。勿論、朝は大半の人が目を開けている。では、夜、目を開けるものは一体?陽に逆らうものか、はたまた恐れられるものか。それとも、“ 闇”に属する何かか。それらはどのように生まれたのか、どのようにして生き続けるのか。

貴方がたに、ご覧に入れて差し上げよう。

月と陽、夜と朝の戦を。

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