エピローグ
校舎に朝が訪れた。そしてその日、小学校は騒然とした。
三階から二階への踊り場で、吉池香織の死体が見つかったのだ。
警察がやって来て調べたところ、階段から足を滑らせて落ち、首の骨が折れて、即死だったようだ。また、全身の骨が砕け、身体中がありえない方向に折れ曲がって死んでいたのだという。
しかし、たかが十数段の階段から落ちただけで、こうにまでなるのはあまりにも不可解である。救急隊、検死官ともに、首を傾げるばかりだった。
自殺、他殺、事故。どの方面からも捜査が進められたが、結局事故ということで片付けられた。
教師として、非常に熱心で有望であり、生徒からも、その保護者からも大変好かれていた吉池香織の突然の不可解な死に、多くの人が悲しんだ。
その小学校では昔、不幸な事故があった。
放課後、友達とかくれんぼをして遊んでいた少女がいた。
しかし、少女が隠れているうちに彼女の友達は、みんな帰ってしまったのだ。
少女は一人きりで、友達に見つけてもらうのを待っていた。しかし、少女を見つけたのは、若い女教師だった。
隠れて校舎に残っていたのを、女教師はひどく叱った。怯えた少女は、思わず逃げ出した。
しかし、少女は捕まり、教師は必死に謝る少女に手をあげ、繰り返し彼女をぶった。
そうやって揉み合ううち、少女は階段から足を滑らせて―――
今でも少女は、自分を死に追いやった女教師を怨み、一緒に遊んでくれる人を探している。
初めて挑戦したホラーものです。
いやぁ、文章で恐怖を伝えるのは非常に難しい。。
さらにベタな展開しか思い浮かばない自分乙orz
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