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ユウキと謎の女の子

これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。


第8話ユウキと謎の女の子


入学式当日、アリサとシェフは、制服を着てお互い似合ってるねと言っていましたがその横でユウキは、憂鬱そうな顔をしていました。アリサとシェフは、ユウキが憂鬱な顔をしている理由がなんとなくわかっては、いましたが一応聞いてみることにしました。


「ユウキなんでそんなに憂鬱そうなんだい?」


そして答えは、当然のように


「首席スピーチだよ」


そうユウキは入学試験で首席を取ってしまったのである。そこにユウキは、こう続けた


「しかもスピーチの内容考えるのめんどくさすぎて一行も完成してないんだ」


その言葉にアリサとシェフは、言葉を失いました。

そのまま何も解決しないまま3人は、アストライア魔法学校に向かいました。


道中アリサがユウキに


「スピーチの内容もう思ったこと思いっきり言ったらいいよその方があなたらしいし」


そこ言葉を聞きユウキは、そうすることにしました。


そして入学式が始まり、来賓のあいさつや学園長の話とかがありユウキは、半分寝ていました。

そして遂にユウキのスピーチの時が来ました。


『新入生のスピーチです。首席入学:ユウキ・カグヤ』


呼ばれたユウキは、一応やる気のあるような声で


「はい」


と言いながら椅子から立ちステージに行きマイクの前に立ちました。そこからの景色は、(首席だからきっとすごいこと言うぞぉ)と言う期待のまなざしでいっぱいでした。

そしてユウキが、スピーチを始めました。


『新入生代表ユウキ・カグヤです。結果から言います僕は、このスピーチが死ぬほどめんどくさいです』


その言葉にアリサは、わかっていたのか笑いをこらえていました。そして在校生と新入生と来賓の方々は、あぜんとしていましたがユウキは、つづけました。


『正直僕は、首席になる気は、全然ありませんでした。多分学校側の手違いでしょう。実際僕みたいなやつが首席なわけないでしょ』


と言い一同納得してしまいました。そこに追い打ちで


『僕は、首席を辞退したいのですがどうしたらいいでしょうか?』


とスピーチのはずが質問をなげ会場は、微妙な雰囲気になり司会の人が大急ぎで


『主席のユウキ・カグヤ君ありがとうございました。』


と言いスピーチを終わらせようとしましたがユウキは、続けようとしました。ですがよくよく考えると続けるのもめんどくさいと思い自分の席に戻りました。


そして異様な入学式が終わりクラス発表があり奇跡的にユウキ、アリサ、シェフは、同じクラスになりました。


3人は、教室に向かい教室に入るとユウキの元に女の子がダッシュで来て


「見つけましたよ!私の運命の王子様」


と言いユウキに抱き着こうとしましたがユウキは、普通によけました。


「なんで避けるんですか!」


その問いにユウキは、


「いや普通だろ」


と答え横で見てたアリサとシェフも頷きました。

そんなやり取りをしていると教室に先生が来ました。


「お前ら席につけぇ」


常に眠そうな先生で生徒一同は、ザワザワしましたが、先生が教卓を[バシッ‼]と音を立てて皆を静かにさせました。


「知っての通りこの学校は、エリート校で聖女育成場でもある。そしてこの学校のルールそれは、いくら位が高い貴族のご子息でもここでは、みな平等、もし差別のようなことがあった場合問答無用で罰が与えられる。もちろん親の圧力に頼るのは、不可能だ。この学校に入学する際に親は、学校生活に一切手出しをしないという契約もちゃんと結んであるだから、差別するようなことは、絶対にするなよ、特にそこ」


と言いユウキの席の左斜め後ろのやつに指をさした、そう先生が離している最中にユウキに物(当たるとけっこう痛い)を投げようとしたのだ。

その生徒は、後で職員室に来るように言われたのであった。


「さて続きだがこの学校では、パーティーを組んでもらう。組む人は、自由だそして主にそのパーティーで実習をやってもらう」


と最後に言い先生は、教室を出るのであった。

そしてユウキは、先生の話が終わったと思い一応学校内を見て回ろうとアリサを誘おうと思ったが、アリサの周りには、既に様々な人が居た。当然であるユウキは、意識したこと無かったが他の人から見たら大人でも嫉妬するくらいかわいいのである。


その光景を見てユウキは、シェフも誘うとしたがシェフも容姿端麗なため人が群がっていた。

仕方なくユウキは、アリサとシェフに声をかけずに一人で教室を出ていきました。その姿を見たアリサは、ユウキを追いかけようとしましたが、周りの人が邪魔でユウキを追いかけることが出来ませんでした。シェフも同様にユウキを追いかけられませんでした。


ユウキは一人で学校探索をしていると待ってましたと言わんばかりに目の前に教室で飛び込んで来た女の子が現れました。


「私の名前は、ココロ・アスミです。ようやく二人きりになれますね私の運命の王子様」


                第8話完

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