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アストライア魔法学校

これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。


第7話アストライア魔法学校


合格発表当日になりユウキとアリサとシェフは、アストライア魔法学校の近くにあるカフェで待ち合わせをしていた。


「しかしアリサ、お前は別に来なくてもよかったんじゃないか?」


ユウキはコーヒーを飲みながら言いましたがアリサは、


「ユウキとシェフが受かってるかは、私も気になるの」


アリサは、オレンジジュースを飲みながら答えました。そんなたわいもない話をしているとシェフがカフェに着きユウキとアリサの元へと来ました。全員揃ったのでユウキとアリサとシェフは、アストライア魔法学校に足を運びました。

道中でユウキは、


「そういえばシェフの受験番号ってなんだ?」


と聞きシェフは、懐から紙を取り出しながら


「僕の493だよ」


と答え紙を見せてくれました。ユウキは自分の番号が284番だと答えました。

そしてついに合格者の番号が書いてある板の前に着きました。


ユウキは、まず自分の番号より先にシェフの番号を探しました。結果シェフの番号493は、ありました。シェフの番号を見つけたユウキは、シェフに


「合格おめでとう!」


と言いました。その横でアリサは、顔を青くしていました。その顔を見たシェフがどうしたのかと聞くと


「ユウキの番号が、ないの…」


そうユウキの番号284がなかったのです。その結果を知っていたかのようにユウキは、やっぱりと言う顔をしていました。

アリサは、ユウキと学校に通えないと絶望をしている所に教員と思わしき女性が走ってきてユウキに


「君284番の子?」


と聞きました。どうして自分の番号を知っているのかわからないままユウキは、


「そうですが?」


と答え教員は、ユウキに謝罪をしました。


「ごめんなさい284番君。君の番号は、実は、ほかの所にあるのこの学校を知ってる子ならそこにも番号を見に来ると思っていたのに中々来なくて探していたの」


ユウキは、その謝罪に困惑をし


「ある場所って?」

と聞きました。そうすると教員からとんでもない言葉が出てきました。


「首席者番号発表所だよ!」


そうユウキは、首席で合格をしていたのでした。

ユウキと一緒に学校に通えるとわかったアリサは、大喜びをしていましたがそこに一人不満そうな人物がいました。それは、ユウキでした。


ユウキは、


(首席とか絶対目立つしめんどくさい)


とユウキらしい、考えでした。そして首席になった者のは、入学式でスピーチをすることになっていると教員から聞かせれユウキは、


(ますます目立つじゃねえか)


と思いました。その後宿に戻り受かったことによって学校の寮が使えるようになったので寮に行くために身支度をしていると、ふととある疑問が頭によぎりました。そのタイミングでアリサが部屋に来たのでその疑問をアリサに投げかけました。


「なぁアイサお前推薦状で入学なんだよな?」


その問いにアリサは、キョトンとしたように


「当り前じゃない?」


と答えました。その返答にユウキは


「だったら最初から学校の寮が使えたんじゃないか?」


その言葉にアリサは、図星を突かれた、


「は、はい」


と元気なく答えました。そしてユウキは、


「何で寮にいかなかったんだ?寮に行っていたらアリサの分の宿代浮いただろ?」


その問いにアリサは、小声で


「ユウキと、一緒に居たかったんだもん」


と言いましたが、小声の為ユウキには、聞こえてなくユウキが


「なんて?」


と聞くとアリサは、


「そ、そんなのもういいじゃん。さぁ身支度しよ私は、終わってるから手伝うよ」


と言い話をそらしました。ユウキは、


(まぁ良いか)


と考えることを放棄しました。


そして寮に着きユウキは、驚きました。

そうユウキとアリサとシェフの寮が同じであったのです。ユウキは、近くの教員に


「普通は、男子寮と女子寮に分けるだろ!」


と言い教員は、


「はいそうですよ?ですが聖女候補のアリサ様の願いによってアリサ様の望んだ方は、この寮で過ごすことになりました」


言いその言葉にユウキは、


(昔から突拍子もないことをするとは、思っていたがここまでするかよ)


と思いながらも教員に寮を変えてもらうように説得をしようとしましたが、


「無理です」


の一点張りであった。ユウキは、諦めてその寮に住むことにし謎に余ってる部屋から好きな部屋を使って良いと言われたので端っこの部屋を使わせてもらうことにしました。


そのやり取りを見ていたアリサは、


「じゃあ私は、その隣♪」


と言い、ユウキは、もう何かを言う気力がないくそのまま部屋に行きベットで熟睡してしまいました。

数時間ほど経過しユウキの目が覚め部屋を出て共有ルームに行くとアリサとシェフがお茶をしていました。


ユウキは、シェフに


「シェフ、お前いつ来たんだ?」


その問いに


「僕は、2時間くらい前だよ」


と言いました。ユウキは、寮のことは、納得出来ていなかったが


(もういいか)


と思いました。その時アリサが


「そうだ皆で合格祈念パーティーしよう♪」


と言いシェフも


「いいね」


と同意をしユウキが何か言う前にパーティー開催が決定され仕方なくユウキが買い出しに出て料理は、アリサとシェフに任せました。


買い出しが終わり寮に帰路を向かていると路地裏で女の子が襲われかけていました。

ユウキは、


(何かデジャヴ、まぁ助けてやるかそれに前みたいに助けたら逃げたらいいだけだしな)


と思いながらも前回同様にディスペルを使いながら女の子に近づき


「僕の連れになんか様ですか?」


と前回と全く同じセリフをはっし

男たちは、


「お前!この前の、」


そう襲っていた男たちは、前回女の子を襲っていた男たちであった。

ですがユウキの記憶には、チンピラが女の子を襲ってたとしか覚えていなかったため

その男たちの顔なんてわかるわけがありませんでした。


「この前はよくもやってくれたなー」


と懲りずにユウキに襲い掛かりましたが結果は、わかり切っていました


そして女の子に「大丈夫?」と一応声を掛けようと顔を見ると前回襲われていた女の子でした。

ユウキは、


(ヤバイ、絶対めんどくさいことになるわ)


と直感し速攻で逃げました。


女の子は、


「一度ならず二度も助けてくれてしかも名乗らないなんて間違いないあの人は、私の運命の人」


と言いユウキと同じ方向アストライア魔法学校(寮)に向かって歩いていきました。


そしてユウキは、寮に速攻で帰り息を整えてから寮に入り買ってきたものをアリサとシェフに渡しパーティーを始めました。


そしてついに入学式当日がやってきました


      第7話完

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