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ユウキと王都「メディアム」

これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。


第5話ユウキと王都「メディアム」


ユウキとアリサとシェフが王都に向かって歩き始め三日が経っていた。当然のことながらユウキは、既に歩く気力がなかった。だがアリサに言われて仕方なく歩いていたのであった


「なぁ、アリサ王都まであとどれくらいだ?」


そのユウキの問いにアリサは、


「多分あと半日くらいの距離ですよ。頑張りましょう」


その言葉にユウキは、(あと少しで王都か)と思っていた。そしてユウキは、シェフに


「なぁシェフ、僕の能力は、他言無用で頼むよ」


と注意した、シェフは、笑顔で


「わかってるよ。謎が多いスキルやる気者が世間に知れたら騒ぎになって学校どころじゃないしね」


その言葉にユウキは、少しホッとしました。


「しかし驚いたなシェフもアストライア魔法学校に入学しに行くなんて。てっきりエルフだから結構年上だと思っていたよ」


その言葉にアリサが


「ユウキ、女の子に年齢の話は、失礼ですよ」


と言いました。ですがシェフは、気にしていないように


「僕は、大丈夫だよ。それよりアリサさんが聖女様候補だってことに僕は、驚いたよ」


と言いました。そうこの世界には、聖女になる人が神のお告げにより決まり「聖なる光」は、そのお告げに参加できる切符みたいなものだった。

そして色々な話をしていると王都が目の前に見えてきました。


「やっと王都が見えてきた。遠かったなぁ。」


とユウキが一言いいアリサは


「そうですねでもこの三日間は、とっても楽しかったですよ」


と言いシェフもその言葉に頷きました。


そして王都の門の前につき門番が来てこう言いました。


「ようこそ王都メディアムに。身分証明書と身体検査をさせてもらうよ」


流れるような作業であっという間に終わり、門番は、


「異常なしだねどうぞ入っていいよ」


と言い、ユウキとアリサとシェフは


『ありがとうございます。』


と言いました。お礼を言われるのが珍しいのか門番は、少し照れくさそうでした。


そして王都に入ったシェフは


「じゃあ僕は、ここでもし学校に入学できたら同じクラスになれるといいね」


と言いユウキとアリサと別れました。


その後ユウキとアリサは、宿を探し街の人にいい宿がないか聞きなんとか宿を確保しました。

ですが、アリサは、不満気でした。


「なんで別々の部屋なのよ!」


そう怒るアリサにユウキは


「当然だろ」


と呆れたように言いながら部屋に戻り二日後の入学試験の準備をしました。


「アリサは、良いよなぁ推薦状があるから試験ないんだから」


とユウキが、愚痴をこぼしているとユウキの部屋のドアを誰かがノックしました。アリサでした


ユウキは


「何しに来たんだ?」


と問いアリサは


「別々の部屋の件は、もういいけど寝るとき以外は、一緒に居ていいよね」


と笑顔でいいユウキは、あきらめたように


「良いよ」


と答えました。

そして試験の準備が終わったユウキとアリサは、試験日まで王都を観光することにしました。


そして観光をしていると。路地裏で男数人に絡まれている女の子を見つけてしまいました。

ユウキが、見なかった事にしようとするとアリサが


「助けてあげて」


と言いました。ユウキは仕方なくその絡まれている女の子の近くに行き


「僕の連れになんの用ですか?」


と男たちに言いました。女の子が何か言おうとしましたがユウキは女の子に「大丈夫」と小声で言い

女の子は、その言葉に小さく頷きました。

男たちは、


「おい兄ちゃんよぉ、正義のヒーロー気取りかい?そこをどきな」


と言い殴りかかってきましたが次の瞬間男たちは、既に全員倒れていました。

ユウキは、既に女の子に近づく時に既に男たちにユーガから教わった剣術の一つである「ディスペル:効果時間差で相手にダメージを与える」を使っていたのであった。

そして助けられた女の子は、お礼を言おうとするとユウキは、アリサをお姫様抱っこして全力ダッシュしてその場から逃走しました。後々のことを考えるとめんどくさいことになるのは、明白だったからです。


謎の女の子(名前も言わずに行かれるなんて、まるで王子様見たい)


と考えまた会えるように願っていました。


そのころユウキにお姫様抱っこをされているアリサは、恥ずかしながらもうれしい気持ちでいっぱいでしたが、ユウキに


「なんで逃げるんですか」


と問いユウキは、当然のように


「絶対あの後めんどくさいことになるから」


と言いアリサは、ユウキらしいと思いユウキのお姫様抱っこから解放され観光を続け遂に試験当日になりました。


ユウキは、試験会場に向かおうとするとアリサが


「ユウキがんばってね」


と言いユウキは、笑顔で


「おう‼行ってくる」


と言い宿を出ました。


              第5話完


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