ユウキと出会い
これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。
第4話ユウキと出会い
ユウキとアリサが王都に出発して間もない時でした。
馬車の運転手「ま、魔物だー」
馬車が魔物に襲われてしまいました。それを聞いたアリサは、
「ユウキ戦いましょう今のあなたなら勝てるでしょ?」
とユウキに言いましたが、ユウキは、眠そうな顔で
「眠いから無理」
と言い寝始めました。その言葉を聞いてもアリサは、ユウキを説得しようと話しかけますですが、ユウキは一向に起きようとしませんでした。
アリサは、ユウキをあきらめて一緒に乗っていたほかの人に
「皆さん私と一緒に魔物と戦ってください」
と言いましたが当然のように
「お、俺たちが魔物に勝てるわけないだろ」
と言い馬車を後にし逃げていきました。
ですが、一人逃げなかったフードを被った人が居ました。
「お嬢さん僕で良ければ協力するよ」
その言葉にアリサは、感謝をしフードの人と魔物に立ち向かいました。
思いのほかフードの人が強かったですが、それ以上に魔物の量が尋常では、ありませんでした。
アリサとフードの人が交戦してると一匹の魔物がユウキを狙い攻撃をしました。それに気づいたアリサは、ユウキを庇って負傷をしてしまいました。
「大丈夫かお嬢さん⁉」(僕が甘かった)
とフードの人が戦いながら聞きアリサが
「大丈夫です回復魔法を使えますので」
と言い回復魔法を唱えました。ですが、回復魔法は、発動しませんでした。魔力切れだったのです。
そこにまた魔物が来てしかも今度は、アリサを襲をおとしました。でもそこに一つの影が動きました。
「うるっせーーー!ゆっくり眠れねーじゃねーかー」
と言い放った者は、ユウキでした。
ユウキは、アリサを見て驚きました。
「何だその怪我は⁉」
アリサは、こんな状況でも平常運転のユウキを見てクスっと笑って言いました
「何でもないですよ私がミスをして怪我しただけです。すぐ回復します」
その言葉を聞いてユウキは、(大丈夫なんだな)とホッっとしているとフードの人が横から
「何を言っているお嬢さん君はそこの男を庇ったからその怪我を負ったんじゃないかしかも回復するってもう魔力がないんだろ証拠にさっき回復魔法が発動しなかったじゃないか」
と言いその言葉にユウキは、アリサに
「さっきのやつの言ったことは、本当なのか?」
そう問うとアリサは、黙って相槌を打ちました。
そしてユウキは、アリサに魔力を渡しこう言いました。
「なら何故黙っていた」
その怒りの表情にアリサは、申し訳なさを隠せずに
「あなた、寝てたいって言ってたし、私があなたのせいで怪我したら責任感じちゃうとおもって…」
その言葉にユウキは、怒りが消えアリサの頭を撫でながら言いました。
「ったく昔から言ってるだろ困ったときは、僕を呼べと」
その言葉にアリサは、涙がこぼれていました。
「あと受けた恩は、絶対返せってお父様に言われてたんだ。」
ユウキの記憶のユーガ「良いかユウキ、男は、いくら間違えてもいいだがな受けた恩を返さないクズにだけは、なるな。」小声(父さん見たいなクズには)
そうユウキが思い出しているとフードの人が苦戦しているところが目に入り助太刀することにし、魔物に飛び込んでいきましたその時1年間不明だったスキル「やる気者」が発動しの効果の詳細が謎の声によってユウキの脳内に語られました。
「なるほどそういうことかあのクソ神めんどくさいスキル渡しやがって」
やる気者の効果は、ユウキがやる気を見せるとそのやる気により全ステータスが大幅上昇するというスキルだったユウキのやる気によってステータスが変わる使いにくい効果だった。
でも今のユウキは、父の言葉どうりに動きやる気を10/2出ていただがそれだけでも倍率は、10倍だった。
全ステータスが10倍になったユウキの攻撃は、魔物をほんの一瞬で一掃しあっという間に決着が着いてしまった。
ユウキは、剣をしまいアリサの元に行くとアリサは、
「ユ、ユウキあなたこんなに強かったの⁉」
と言った。当然の反応であるそこでユウキは、説明がめんどうになり
「後で教えてやる」
と保留にした。そんな話をしているとフードの人がこちらに来てフードを取りました。なんとフードの人はエルフ族の女性でした。
ユウキとアリサは、初めて見るエルフ族を目の前にし何も言えなかったが、
「先ほどは、一緒に戦っていただき誠に感謝する。僕の名前は、シェフバン・コールム・ハイムです。気安くシェフと呼んでください」
その言葉にアリサが
「私は、アリサでこっちの男の子がユウキです。」
と答えシェフは、ユウキに問いを投げた
「なぜ君は、あんなにも強いのに初めから戦わなかったのだい?」
そしてその答えは、ものすごくシンプルでした
「眠かったから」
その答えにシェフは、呆れてユウキに説教をし始めました。
そして説教が終わりユウキとアリサは、馬車がなくなり王都にどうやって行くかを話し合っていました。そして結果歩いていくことに決まりました。
嫌がってるユウキをアリサが説得し終わるとシェフが
「僕も王都までの旅に同行していいかな?彼の強さの秘密も知りたいし」
と言いアリサが「いいよ」と言いユウキとアリサとシェフとの三人旅が始まりました。
第4話完