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ユウキと父親の特訓

これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。


第3話ユウキと父親の特訓


スキル発表の儀が終わり父親に家へと連れ帰られ庭にユウキを待たせ家に入っていきました


(嫌な予感)


ユウキの予感は的中し父親は、木刀を二本持って出てきました。ユウキは、恐る恐るこう問いました。


「父上、その木刀は、いったいなんですか?」


そして父親であるユーガは、笑顔で


「来年お前を王都にあるアストライア魔法学校に入学させることにしたんだ」


ユウキは、やっぱりと思いユーガに言いました。


「そんな事急に言って母上が、許すとは、思えませんよ!」


そうユウキはこんなこともあろうと対策を考えていたのであった。だがユーガから衝撃の言葉が出てきた。


「お前をアストライアに入学させたいって言いだしたのは、母さんだぞ?」


ユウキの考えていた対策が今の言葉ですべて崩れていきました。そこにユーガは、


「だからお前を、俺のスキル教育者(人に何かを教えると必ずその人の才能を開花させ成長させるが、結構地味)と半永久(インフィニティの下位互換では、あるが半日は、魔力にスタミナが無限なため普通に強い)で一流の剣士に育てて一年後アストライアで魔法をしっかり勉強してきてもらう。」


と続けました。ユウキは、ユーガのスキルを初めて知ったがそれよりもアストライアに入学が決定してしまっていることが何よりも衝撃でありショックでもありました。


「もし僕がそれを断ったらどうします…」


と希望を持ちながら問うと


「別にいいぞだが母さんがどうするか。」


とユーガは、ケロッとした顔で言いましたがユウキは、その言葉で入学しないという選択肢は、消えました。ユウキは、昔母親を本気で怒らせた事がありその時の恐怖がまだ頭に焼き付いてをり普段優しい人が、本気で怒ると怖いのは、本当だったのだと今も思っていました。


「わかったよ。僕アストライアに入学します。」


そう言ってその日から入学へ向けて毎日ユーガとの特訓が始まりました。


午前は、ユーガとの剣術特訓お昼には、休憩があり午後からは、母親である「ミカ・カグヤ」から国語、数学、古代語、歴史など様々な事を教わりました。


半年がたったころお昼の休憩をしているユウキの元にアリサが来て


「毎日大変そうね♪」


と言いユウキは、


「そう思うなら変わってくれよぉ」


とくたびれたように言いその発言を聞いてアリサは、笑顔で


「私もアストライア魔法学校に入学するの」


その発言から数秒が経ってようやくユウキが反応しました


「なんて?」


そう問うと、アリサは、またもや笑顔で


「私、アストライア魔法学校に入学するの」


と言い放ちました。


毎日特訓や勉強で疲れていたユウキの脳は、完全に処理が追い付かない状態になりユウキは、


「なんで???」


と、困惑しながら聞くと、その困惑顔を見ながらアリサは、


「王都から推薦状が来たのそれで入学することにしたんだ」


と言い、ユウキの思考は、完全に止まってしまいましたそしてアリサは、そのユウキの頬にキスをして


「またね~」


と言い帰っていきました。


(確かにアリサは、聖女になる才能があるならば王都から推薦状が来ても不思議じゃないな。それと何故キスをしたんだ??)


と考えているとミカとの勉強の時間が近づいてきたのでユウキも家に帰りました。そしてまた半年後、遂にアストライアに入学するために王都に向かう日が来ました。


ユーガとミカ「気を付けて行ってきなさい、長期休みは、帰ってきてね」


その言葉を、聞きながらユウキは、


(まだ8歳の子供だけで王都に行かすか普通?)


と考えていました。そして、少し時間が経ちアリサも来て一緒に馬車に乗り王都に向かったのであった。


第3話完

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