ユウキとハヤトの過去
これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。
第21話ユウキとハヤトの過去
ユウキトルーズは、ハヤトとの約束を破り説教を受けていました。
「お前たち!一歩間違えて居たら死んでしまっていたんだぞ」
とハヤトは、二人に言いました。
ユウキとルーズは、
『ごめんなさい』
と反省しながら謝りました。
「まぁ、今回は、緊急時だったわけだが。」
と言いハヤトは、今回の件について許してくれました。
「それは、置いといて二人とも本当に無事でよかった」
とハヤトは、ユウキとルーズを抱きかかえました。
そのぬくもりを感じたユウキは
(やっぱりこの人は、いい人だ)
と改めて認識しました。
説教が終わり二人は、ハヤトの修業を受けました。
休憩時間にユウキは、ハヤトに
「ハヤトおじさんちょっといい?」
と呼びかけハヤトは何かを察したのか真剣な顔になりユウキに
「なんだ?」
と返事をしました。
「この腕輪は、100㎏の重り以外の効果があるのですよね?」
と聞きハヤトは、
「あぁそうだ100㎏の重りは、おまけだ」
と答えユウキは、
「やっぱりそうですか」
と答えましたがハヤトは、
「なぜその腕輪の事に気づいた?」
とユウキに問いましたそしてユウキは、ハヤトに一言
「“暴走”です」
と言いハヤトは、
「やはりか」
と言いました。そしてハヤトは、
「少し昔話をしよう」
と昔話を始めました。
「あれは、今から5年前のことだ」
とハヤトが言うとユウキは、
(その時期は…)
と何か心当たりがあるようでしたがハヤトは、それに気づかずに話をつづけました。
「俺が、ミカさんの所に手伝いに行ってたんだ。それでミカさんに頼まれお前の世話をしてたんだ。」
とハヤトが話しているとルーズが来て
「ハヤトさん俺にもその話聞かせてください」
とお願いをしハヤトは、静かにうなずきました。
「俺がユウキお前の世話をしていたんだ。そして俺は、お前と一緒に散歩をしていたんだ。」
とハヤトが話していましたがユウキは
(やはりだ僕は、その2~3年の記憶がなぜかないんだ)
とユウキは、思いながらもハヤトの話を聞きました。
「散歩をしている最中だった俺と幼い時のお前は、山の主と遭遇しまったんだ。」
とハヤトが話すとルーズがわくわくしたように
「それで、それで」
と話をせかしました。
「俺は、主に戦いを挑んだんだ。だが主は、俺の想像以上の強さだったんだ」
とハヤトは、悔しそうに言いました。
その言葉を聞きルーズは、
「うそだ、ハヤトさんが負けるわけないじゃん」
と言いましたがハヤトは、ルーズに主から受けた傷痕を見せました。
その傷痕をみたルーズは、
「な、なんで…ハヤトさんが負けたのですか」
と聞くとハヤトは、
「ユウキが生まれ育った地域は、そこらへんにいる魔物が1だとするとアあそこの魔物は、15だ」
と言いましたがルーズは、いまいちわかっていませんでした。
そこにユウキが
「簡単に説明するとな王都周辺の魔物は、この石だ」
とユウキは、手のひらサイズの石をルーズに見せました。
「そして僕の故郷周辺の魔物は、この岩だ」
とユウキが腰かけている岩に指をさしました。
「それってやばいじゃないか!」
とルーズが驚きました。
その言葉にハヤトは
「そうだ実際にやばかった。当時の俺の実力じゃユウキを逃がすことしかできなかった」
と答えました。
「そ、それでどうなったんです?」
とルーズが聞くとハヤトは、
「せめてユウキだけでも逃がそうとした。だがその瞬間だったユウキの髪の毛が白くなり気づいたら主を倒していたんだ」
とハヤトが言うと
「それってどういう?」
とルーズが困惑しているとハヤトは、続けて
「だがそれは、一時の安心だったんだ。ユウキの目から生気が消えていたんだ」
と言いました。ルーズは、未だにどういうことかわかっていませんでした。
「その時の俺もルーズお前みたいになっていたが、すぐにユウキは、俺を襲ったんだ」
と言うとルーズは、
「な、なんでユウキがハヤトさんを!」
と聞くとハヤトは、
「暴走だよ」
と答えました、ルーズは、
「暴走って?」
と頭をかしげました。ハヤトは、
「簡単に言うとユウキの意志がないまま暴れていたって事だ」
と説明しました。ルーズは、その説明を聞き
「それってやばいんじゃ⁉」
と言いました。
「そう主より強いユウキが暴れるとどうなるかわからなかった。」
と答えました。
ハヤトは続けて
「だが俺は、対人戦は、得意だったまして3歳の子供なら抑え込むのは、簡単だった」
と言いました。
ルーズは、ハヤトに
「でも暴走は、どうなったんですか?」
と聞くとハヤトは、
「その時の暴走は、俺が何とか抑え込んだ後すぐに解けたんだ」
と言うとルーズは、
「よかった」
と安堵しました。
「そして俺は、ユウキの暴走のことを調べながら修業をつづけた」
と言いました。そこにユウキが
「それで暴走について何かわかったのですか」
と聞くとハヤトは、息をのみ
「何もわからなかった」
答えました。ユウキは、
「ダメじゃないですか!」
と言いましたがハヤトは、
「だが知り合いに頼んで暴走を抑える魔道具を作ってもらったそれがその腕輪だ」
と答えたがハヤトに一つの疑問が生まれました。
「ユウキお前が暴走に気づいたのは、また暴走したからだろう?」
と聞きました。ユウキは
「はい多分そうです」
と答えました。ハヤトは、
「じゃあお前の暴走を止めたのは、一体誰だ?」
とユウキに聞きました。
第21話完




