ユウキとパーティー:前編
これは、現世では、めんどくさがりの男が異世界で何故か英雄になるまでのお話である。
第10話ユウキとパーティー:前編
ユウキが寮に戻るとアリサとシェフが不機嫌そうだったのでユウキは、その理由を聞くと
『ユウキのせいでしょ』
と言われました。ユウキは、何故自分のせいなのかが一切わからず、困っているとシェフが仕方なく説明してくれました。
「ユウキ、何故教室を出るときに私たちに声をかけてくれなかったんですか!そのあともユウキを探し学校中を回ったのに、どこにもいませんし。」
と興奮気味では、あったがシェフが説明してくれました。
その言葉にユウキは、
「話しかけようとしたよ!でも二人の周りには、人がたくさんいて、あの中に入って誘ったら絶対めんどくさくなると思ったんだ」
と言いアリサとシェフは、クスッと笑い、アリサが
「じゃあ私たちとパーティーを組んでくれたら許してあげる」
と言いユウキは、
「わかった。約束する」
と言いその日は、何とか落ち着き3人で夕食にしました。
~次の日~
朝になりユウキは、朝食の準備をしていたアリサの手伝いをしてから3人で学校に向かいました。
教室に入ると前回同様ココロが、ユウキめがけて飛び込んで来たのでユウキは、普通にかわし自分の席に着きました。
先生が教室に入ってき教壇に立ち先生が発したのは、
「みんな、すまん!」
謝罪でした。教室がザワザワしている中アリサが手を上げ先生に
「先生何で謝っているのですか?」
と聞き先生は、
「昨日皆に俺の名前を言い忘れていたんだ」
と言いユウキは、
(確かに昨日は、パーティーの話しかしてなかったな)
と思ったのであった。
先生は、黒板に自分の名前を書きながら
「改めて、俺の名前は、ルイン・オオマだ好きなように呼んでくれよろしく~」
と名乗りました。みんなが
『はい!』
と言っている中ユウキは、
(オオマ?父上の親戚かな?)
と思っていました。
そしてルインは、
「では、今日は、パーティーを組んでもらう人数は、3~5人だ。自由に組んでくれ組み終わったら俺に報告しろちゃんとリーダーも決めとけよ~」
と言った瞬間みな、待ってましたと言わんばかりにアリサとシェフの元に行き
『アリサさん俺たちとパーティーを組んでください!』
『シェフさん私たちとパーティーを組んでください!』
と勧誘をしました。だがアリサとシェフは、
『ごめんなさい。既に組む人は、決めてるの』
と言いユウキの元に行き
「ユウキ、約束通りパーティーを組んでね」
と言いながらアリサは、パーティーを申請書をユウキに渡しました。
ユウキは、約束だからなと思いメンバー欄に名前を書こうとするとリーダー欄が空白でした。ユウキは、アリサとシェフに
「リーダー欄空白だけど誰がリーダーなんだ?」
と聞き二人は、笑顔で
『もちろんユウキですよ』
と言いユウキは、
「え?」
と声に出てしまいました。ユウキは、リーダーをどうにか変わってと二人にせがみますが二人は、
『ユウキじゃなきゃダメ』
と言い変わってくれませんでした。そんな話をしていると二人の後ろから
「アリサさんシェフさん何でそんな奴と組むんだよ!」
初日にユウキに物を投げようとしたクラスメイトの男とその取り巻きでした。
「そんな奴より俺とパーティーを組んでくれよ!」
と言い二人は、
『嫌です』
ときっぱり断りクラスメイトの男は、ユウキに
「決闘だ俺が勝ったらアリサさんとシェフさんから手を引け」
と言いユウキは、
「普通に嫌だけど」
と断りました。
クラスメイトの男は、
「俺と戦う勇気がないんだなこの腰抜け」
と煽りそれにアリサが
「上等じゃない受けて立つわよ」
と勝手に答えユウキは、
(めんどくさいことになったな、でもアリサは、こうなると全然話を聞いてくれないし仕方ないか)
と思いながらも話を聞き、アリサが
「決闘は、今日の放課後審判は、先生にやってもらいましょう」
と言い先生の方を見ると先生は、
「いいぞ」
と答え決まりました。
ユウキは、アリサに
「アリサまた勝手に」
と怒ろうとしましたがアリサが
「ごめんなさい、ユウキを馬鹿にしてる人を見ると自分を抑えられなくて」
と言いユウキは、怒る気にもなれませんでした。
そして放課後試験で使用された闘技場にユウキと対戦相手のクラスメイトの男と観戦するために来たアリサとシェフと他クラスメイトと審判先生が揃い先生がルールを説明し二人は、試験でも使用された剣を構え先生が
「始め!」
の合図で決闘が始まりました。
第10話完




