大罪の産声
豪勢な部屋に座る2人の影
しかし、そこに合わないボロボロの青年が座っていた。
一人座っている男が青年に話かけた。
「お前に力を授けてやろう」
「すべてを壊すこの力を」
青年は頷いた。
青年の足元に陣が組まれる
「ならば授けようお前に役立つものを」
「お前に授けた力、存分に発揮するのだ」
男がそう言うと陣がはじけた。
するとそこにいたはずの青年はいなくなっていた。
「期待しておるぞ」寂しげに男は言った。
「おぎゃあ、おぎゃあ」
この世界に災厄の目が生まれた瞬間だった。
~ある国王と騎士団の話~
「この国で初めて聖女が生まれた」
「喜ばしことだがすでに3人もの聖女が他の国で生まれておる」
「これまでもこんなことがあったときくが4日連続は異例である」
「何か不吉なことが起こっているやも知れぬ心の準備をしておけ」
国がバタバタしている間にもう3人生まれたのを国王が知るのは
それから一週間後だった。
このことがきっかけに世界は平和から混乱へと変わっていく。
~青年の過去~
イジメが起こったのはささいな出来事だった。
小学六年生のとき友達同士で遊んでいるだけだったのだが
ささいな出来事で喧嘩になった。それからズルズルと喧嘩をし
中学にはいったときにその時の友達xに集団で殴られ
そこからイジメは始まった。
高校で変わろうとしてもすぐに高校で噂が広がって
またイジメられた。
そして学校が辛くなり引きこもるようになってしまった。
しかし、家にいれば「なんで学校行ってないの!」父親に殴られ
説明しても「言い訳無用」といい出す始末
母親は父親同様聞く耳を持たない
毎日殴られボロボロになった青年は最後にここまで地獄におとした
友達xを殺そうと考えました。xの高校へ行こうと歩いていると
横断歩道があり青だったので渡っていると車が来ました。
止まるだろうと青年は思っていたのに....
「危ない!」
そこで青年の記憶は終わっています。
車に引かれ命を落としてしまったのです。
復讐にもえる青年は悔しさと憎しみが混ざって死んでしまいました。
死んだと思った青年が目を開けると目の前に
仮面を被った一人の男が座っていました。
「お前に力を授けてやろう」と
青年は声を出そうとしましたが声が出ません
(この男、何言ってんだ)
と思いましたが、しかしこの声は、友達xにそっくりなのです。
復讐にもえる青年は悔しい思いが蘇り爆発し頷きました。
青年の足元に陣が組まれる
「ならば授けようお前に役立つものを」
「お前に授けた力存分に発揮せよ」
足元の陣がはじけ青年の目の前は光に包まれた。
その後暗闇の世界へと誘われた。
そこから1時間が過ぎていたころ青年はすごい切れていた。
(ここどこ!)
しばらくして頭上が光ってきました。
青年は光に向かって泳ぎはじめました。
ようやく光にたどり着き外に出れたと思ったら、
「おぎゃあ、おぎゃあ」
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