表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能と呼ばれパーティーを追放された俺だが、「無能とはいったい何のことですか?」 俺は、精霊たちの力を使い無双し自分だけのハーレムを作り上げる!  作者: 夢見叶
第三章 封印された少女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/50

第四十五話 地竜との会話

今回は少し短めです

「やはりそうであったか!」


 反撃に出ようと構えたとき、地竜が俺に向かってそんなことを言ってきた。


 何を言っているんだ?


 俺は、地竜の攻撃が止まると、そんな言葉を無視して反撃に出る。


 それを見て、


「お、おい! ちょっとまて! わしの話を聞かんか!」


「知らん! 俺たちはおまえを倒して先に進むだけだ!」


 俺はその言葉を無視し、攻撃を仕掛けていく。


 だが、


「人間! 精霊王の神から授かりし技術(ギフト)を持っておらぬか!」


 その言葉で足が止まる。


「地竜! おまえがなぜ、そのことを知っているんだ!」


「昔、お主と同じ精霊王の神から授かりし技術(ギフト)を持つ者と会ったことがある。だが、なぜお主がその神から授かりし技術(ギフト)を持っておる」


「大精霊王から授かったからだ! 俺が、精霊王の神から授かりし技術(ギフト)を持っていることがおまえに関係あるのか!」


「ある、関係はあるのじゃ!」


「どんな関係だよ!」


「我は昔、精霊王の神から授かりし技術(ギフト)を持つ者に助けられた。その際に、我は、何か恩を返したいとお願いしたのじゃ」


「で!?」


「ただ通りすがっただけだと、断られたのじゃ。だがそれでは我の気が収まらん。そう言ったらその者は、俺の次に精霊王の神から授かりし技術(ギフト)を授かりし者が現れたときに、その者を助けてやって欲しいと言われたわい」


「その話からさっするに、おまえはその恩とやらを、俺に対して返そうというわけか」


「ああ、そうじゃ。お主の望みは、この先に進むことであったな」


「そうだ」


「ならこの先に何があるのかも知っているのか」


「ああ、吸血鬼族のお姫様が封印されているんだろう」


「そうだ! 水晶の中に、数百年間封印されている。お主たちなら、もしかしたら助け出すことも可能化もしれん。だが、この先にあるのは封印の水晶だけではない」


「他に何があるのですか?」


 真剣なまなざしでサーシャが聞く。


「吸血鬼族のお姫様の封印を、守るための守護者が、配置されているのじゃ」


「だが俺たちは、誰が出てこようと倒すだけだ!」


「倒すだけか! 確かにその通りかもしれん。だが、あ奴を倒すことはムリじゃろう」


 まだ戦っていないのに、こいつは何を言っているんだ。


「我も一度、助け出そうとしたことがある。だが、通用しなかった」


「地竜さんでも、勝てなかったのですか?」


「そうじゃ、エルフの娘よ。たった一撃、たった一撃の攻撃を受けて、我は敗北した。その際、近くにいた人間に、契約の魔法を使われて、封印の間へと行こうとする者をここで阻んでいるのじゃ。まあ、ここ数百年の間に、我が戦ったのはお主らが初めてじゃがな」


 笑いながらそんなことを言っている。


「この先でお主らを待っている者は、我よりも遥かに強い。お主らでも勝てるかどうかという相手だ。悪いことは言わん、吸血鬼族のお姫様のことはあきらめろ!」


 地竜の言葉に嘘がないことは、目を見ればわかった。だが、俺たちもここで引くわけにいかん。竜人族の長との約束もあるしな。


「いやです! 私は、あのお方を絶対にお助けします!」


「そうだな、俺たちはそのためにここまできたんだから」


「はい! お兄ちゃんなら余裕です」


 俺たちの会話を聞いた地竜は、


「お主らがそこまで言いうのなら、先へと進むがいいじゃろう」


 先への道を開けてくれる。


「気をつけろよ」


 俺たちが、先への道を進むとき、地竜が俺たちに声を掛けてくれた。


「ああ」


 俺はそれだけ答えて、先の部屋へと進むのであった。

 最後までお読みいただきありがとうございます。


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるのっ……!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークすると更新通知が受け取れるようになります!


ブクマ、評価は作者の励みになります!


何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ