西から東へ貴方のお悩み直接解決!「独立処刑大隊」
個人的な憂さ晴らしで書いたものです。登場人物が極端な思考の持ち主が多いですが気にせずご覧ください。更新は不定期です。
考えが合わない人間は沢山いる。そしてその度に人は平和的解決や武力による解決を行った。
残念な事に、私は周りとの考えが合わなかったらしく、そしてその解決方法は後者に当たる。
辺り一面に広がるのは、骸骸骸 酷いものである。
しかし当然であろう、村の反乱分子と「患者」を偽の情報で一ヵ所に集めてMGで立つ者が居なくなるまで連射。
危険を感じ建物に隠れた者は、火炎放射機で焼き殺した。
反乱分子とは言え流石に同情を覚えた。
しかし、「患者」を匿っていたのだから仕方がない。
アレは居てはならない存在だから……
私は部下に死体を埋葬するよう伝えた。
例え「患者」と言えど元人間せめて埋葬ぐらいはしてやろう。
私は埋まっていく黒い塊に向かって手を合わせた。
部下達はいつも不思議そうに、手を合わせる私を見ている。
向こうから副官のキキュウが近寄ってくる埋葬が終わった様だ。
私はキキョウに、一言「撤収」と伝えた。
するといつもの通り「了解」と低い声で返事が返ってくる。
私は地中に埋まっている者に向かって「化けて出てくるなよ」といい放つと装甲車に乗り込んだ。
その鉄の箱に付いてる小さな窓から見える景色は、我々が作り出した景色だ。
黒い煙が天までうねるように昇って行くのが見える。
あの煙の中に奴らの魂が入り雑じっているのだろうか?そう思うと妙な達成感が私の胸の中にあった。