泣きたいぐらいに悲しくて
暖かな日差しに包まれて体が溶けていく
血液が流れ出して土に染みこむ
少しずつ、少しずつ沈んでいく
結局何も出来なかった
何も分からなかったし
何も残せなかった
最初から意味なんてなかった
今まで何をしてたんだろうか
馬鹿みたいだ
何をのうのうと生きてきたのだろう
愚か者だ
泣きたいくらいに悲しくて
泣かないくらいに図太くて
神でも信じたらよかったろうか
泣きたいくらいに悲しくて
泣かないくらいに図太くて
神でも殺めたらよかったろうか
体を虫が這って食い破ろうとしている
脳を食い荒らす音が心地よく響く
少しずつ、少しずつ小さくなる
何をそんなに我慢してる?
それほど苦痛もないくせに
殺されたらよかった
最初から全部分かってた
今になってその意味に気付く
馬鹿みたいだ
今まで何を見て、何を考えてたんだ
木偶の坊だ
泣きたいくらいに悲しくて
泣かないくらいに図太くて
人でも信じたらよかったろうか
泣きたいくらいに悲しくて
泣かないくらいに図太くて
人でも殺めたらよかったろうか
きゅっと心臓を締め付ける
世界の全てが遠くなる
この気持ちをどうすればいい
どうすればいい
泣きたいくらいに悲しくて
泣かないくらいに図太くて
神でも信じたらよかったろうか
泣きたいくらいに悲しくて
泣かないくらいに図太くて
神でも殺めたらよかったろうか