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九月五日
朝、いつもの道を歩いて学校へ向かった
昨日と同じ道
昨日と同じ時間
馬車には乗らなかった
何度も死んで、ようやく分かった
馬車に乗って学校へ行けば、俺は死ぬ
歩いて行けば、一日だけ先へ進める
最初は偶然だと思った
でも、何度繰り返しても同じだった
だから今日は、生きている
今、学校の机に座っている
窓の外も、いつもと変わらない
先生の声も、教室のざわめきも
昼休みに友達と話したことも
何も起きなかった
……なのに
怖い
だって、分かってしまったから
一日目は歩いた
二日目は馬車に乗った
そして三日目の今日、私は生きている
なら――
次は、四日目だ
明日、何かが起きる
理由なんてない
ただ、そういう気がする
何か役に立つ魔法を覚えないと
基礎もできないけど、なにか、なにかしないと
あんな痛みもう二度とごめんだ




