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図書館の忘れ物

初心者なので変だったらすみません


「読書感想文あるし、何読もうかなー」


雨が降って少し肌寒い八月の中旬の夏

僕は学校の宿題で読書感想文を書かないといけないらしく、図書室に来ている


グルグルと図書室を一周回ってみてもこれといって読みたい本が見つからない


かと言って、

このまま何もせずに帰るとまたママに怒られてしまう


「ちゃんと宿題やったの?」


帰ったら、きっとそう聞かれる

そんな事を考えながら、僕は図書室の真ん中で立ち尽くしていた

どうしようかな悩んでいると


「うーーん、、ん?」


ふと、図書室の隅に置かれた忘れ物コーナーが目に入った

消しゴムや鉛筆、ハンカチなんかが並んでいる

その中に、一冊だけ妙に目立つ本があった

赤と黒

僕は思わず、その本と目が合ったような気がした


「なにこれ?!かっけー!」


思わず駆け寄る

黒い縁取りのある真っ赤な表紙

タイトルらしいものは見当たらない

ただ、表紙の真ん中に小さく、『日記』とだけ書かれていた

なんだかかっこいい本


「本ぽいし、これでいいやー」


何も考えず、なんだかかっこいい本を持って席に座ってページをめくった

最初のページは、真っ白だった


「あれ?」


次のページをめくる

そこにも何も書かれていない

さらに一枚

また一枚

何ページかめくったところで、

ようやく文字が現れた


そこには、たった一行



 『僕は今日、異世界に生まれ変わった。』


「……え?」


思わず声が漏れた



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