1話:蘇場内は蕎麦を打つ
2025年。混沌極まる街S市。20歳を迎えたこの男甘井通。さえない大学生である
「やばい!遅刻する!」
彼は立ち止まる
「どうせ遅刻するからな...」
開き直ったのである
(腹が減ったしどっか食いに行きたいな)
しばらく周りを見渡すと蕎麦屋を見つけた。
「ここにするか」
ガララララ・・・
店内を見渡すと、サングラスにタンクトップリーゼントの男、犬のコスプレをした男、ゴ〇さんみたいな髪の毛の人、
「いや濃っ!?」
この蕎麦屋変かも...
「奥の席に...」
そう話したのは店長である。
(やばい、衝撃で話聞いてなかったな)
「あのもう一度...」
ドンッ!
「邪魔するぜぇい!」
扉が壊され半裸の男が扉の前に立っていた
(また変なのが来た...)
「俺の事は知ってるだろ蘇場内?」
(店長のことかな?)
「ここであったが14年、今日こそ食い逃げしきってみせる!」
(何言ってんだこいつ...)
「そう、お前とあったのは寒い冬・・・」
4分後
「まぁそういことだぜ!」
(略されてる...!)
ついに店長が半裸の男に視線を向ける
「奥のカウンター席に...」
(客じゃねぇよ...!)
「ちげぇよ!この俺が来るということは..」
「誰?」
(時間返せ!)
半裸の男はそっと構えた
「男なら拳でぇ!」
半裸の男は店長に飛びかかった
”蕎麦打ち真拳”
「蕎麦打ち」
蘇場内の拳が男の腹に当たり、男は店の外に吹っ飛ばされる。
客は拍手をし、「す、すごい!拳から蕎麦の幻影が見えた!」と言う。
(なんで蕎麦?)
この男 蘇場内 勝与
今日もそばを打つ
初作品なんで緊張しますね。なるべく物語の主軸がブレないよう頑張りたいです