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ほんの少し違う世界

これを読む貴方にも、戻りたい過去、取り消したい過去があると思います。現に私も、黒歴史というものは人生で多く積み重ねてきました。

しかし結論、過去へは戻ることはできません。数学的に見ても現文学的に見ても。

時間というのは超越したくなるものです。だからもし不可能なことでも絶対超えたい時間軸がある時、それをやろうとする、やるのを目撃したなら、貴方はどのような発想を浮かべますか?

 なんで...なんでなんでなんで...!アイツラ追ってくるんだ!


そんな心の声を放つのも束の間、俺は人混みと障害物の少ない道を選んで走る。どうすればいいか、なぜ追われてるのか、何ももわからず、考えようとしても脳が働かない。

フッと目に入った路地裏は、不思議と最適だと思い、瞬時に曲がった。目の前には、暗いビルの隙間、どう繋がるかわからない分かれ道、邪魔な大きい室外機、そして一人の大男。


「走れ」


すれ違いざまにボソッと囁かれた。その言葉関係なしに俺は全速力で駆け抜け、角を右へ曲がる。走りながらも変態大男の声が聞こえる。

彼は俺を追っていた謎の黒服達にぶつかる。

そして何人かを転ばせた。

最後に来た真っ黒な拳銃を持った黒服の腕を掴み、銃口を額に当てさせる。黒服は戸惑いを見せながら手を震わせた。

大男はそれを見るとこう言った

「別にこれはお前一人が決定し、結果をもたらすことじゃない...そこには、そこにたどり着くための運命が在り...今お前が実行することもまた運命

迷いがあるなら、迷うな

正しいとかじゃなく、フッと思いつく行動を取れ

分かったら.....身に身を任せろ」

俺はやっと振り切ったと思い、安堵した直後、とても長く響く、重々しい銃声が聞こえた。



 今ではそんな出来事、昔がすぎてうろ覚えだ。俺の想像のイメージだとも思ってる。いや、今思えばホントに記憶があやふやだと思う。その後すぐに俺はここに来て、不思議な職についた。

とにかく俺は今日この時間から

YEKKエタレイア社の一社員なのだ。





省略しましたが最後に出てくるYEKKエタレイアは

「Yperdiástati Epikinonía / Kosmikós Kýklos Etaireía」

の略称です

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