第11話:情勢を好転すべく
帝国。
ジルドラードとも呼ばれる巨大国家。
その始まりは今より百と数十年前、最強種【五公龍】が一角、くもりなき白龍の信託を受けた一人の人間が築いた。
度重なる戦乱と領土拡大を経た現在とあっては、支配領域は大陸でも随一。
国内生産における財力、軍事力、どれをとっても世界で三指に入る超大国。
大陸議会の中においても影響力は計り知れず。
逆を返せば、そんな国家からの「理不尽な侵略」を返り討ちにした者たちへ、民はどのような価値を持つか。
その答えはまさにここにあった。
「来た! 帰ってきた!」
「おかえりなさい! 騎士様ぁ!」
「ブラト卿! ゼーティア卿! ドゥワーズ卿! 聖国四剣万歳!」
聖国プリエールは中央、聖都リアクールの大通りを進む百余名からなる白銀の騎士たちを迎え入れるは、都に居を持つ市民たち。
誰一人として欠けることなく中央へと凱旋した聖銀騎士団の精鋭たちはまさに英雄であり、ソレを率いる存在を誰もがたたえている。
「サー・オルトルシア!」
「アインスベルク様ぁぁ!!」
「至高の騎士! 天銀の騎士……! プリエールの軍神!!」
「「天銀の騎士!」」
既に内戦が始まって久しい聖国であるが、中央で生活する彼らにとって外縁部の都市で起きている混乱や末端である村々の様子は何処か他人事のようなものでもあった。
何故なら、彼らの生活には何の影響も及んでいないから。
国外へ逃れる者もいるという話、盗賊の話、魔物の話……風の噂に聞こえてくるそれらでさえ、自分たちの生活が何も変わらない、強いて挙げるなら物価が高騰し始めている、その程度の認識。
国家の中枢たる聖国聖座の内部でクーデターが起きた、或いは軍部が掌握されている……そういった風の噂をどれだけ外からやってきた者たちが騒ぎ立てたところで、発生元も分からないような噂を聞いたところで、どこまでも現実味がなかったのだ。
「なぁ、行商さん。本当に外ではそんな混乱なんか起きてるのか?」
「先に帝国の先遣隊が海岸沿いの都市を占領したという話は有名ですよ……。それを既に取り返したという話も。―――彼らがそうですか……」
「へへっ。聖銀騎士団……。聖王様に忠誠を誓うプリエール最強の騎士団さ」
そもそも内戦とは言って、民草たる彼らは都で兵と兵が斬りあっているのを一度として見ていない。
それもまた、争いの存在自体を疑う要因でもあり。
「聖王陛下が崩御したってのは多分本当なんだろうけど、元々高齢の方だったしなァ……」
「けれど、聖女様は? いきなりいなくなったっていうのかい?」
「まあ……、セレスティン殿下もここ最近お顔をお見せになってないけど……。そもそも失踪って話は本当なのか?」
「皆さんはどう思われますか? 誰が次の聖王さまに?」
「「―――――」」
凱旋する騎士たちを迎え入れる臣民の間で加速する、更なる盛り上がりを見せる舌戦。
彼らの興味は結局そこにあった。
噂では、現在のプリエールには二つの勢力が存在するという話があり。
一つは崩御した聖王の意思を継ぎ現在のままの姿勢を取り続ける保守派。
彼らが他国の介入を呼んだのだと。
一つは聖国の有力者、神殿教会連盟のワルダック大司教を筆頭とした、文化や外交だけではなく軍事力を今以上に押し上げようという強硬派。
彼らが他国の介入を拒んでいるのだと。
誰もが考えることとして、恐らく今現在主要なのは強硬派だろう。
何せ、聖銀騎士団はワルダック大司教の命によって遠征へ赴き、そして舞い戻ったのだから。
しかし、その指揮権はあくまで国家元首である聖王のみにあるものであって、派閥を率いる長であっても例外なく完全に彼らを掌握できているわけではないはずで。
「平和が続いてくれるんなら内戦とかはどうでもいいけど、せめてもうちょっと物価が下がってくれないとねぇ……」
「値上がる一方だ、俺らも干上がっちまうよ。けど、噂じゃ政府は天銀の製造をもっと大々的にやって最強の軍隊を作ろうとしてるとか聞くぞ。もしそうなったら……」
「本当だとしたらすごいよね」
「そりゃあ、たった百人でかの帝国の大軍勢を追い返す人たちが今の何倍も編成されるってことだからなァ……」
国力の拡大、他国の介入、関心……全ての鍵を握るは決して国外に漏れ出すことを禁じられた秘中の秘。
天銀……クラヴィスと呼ばれる金属。
魔力を跳ね除ける特異性と、同時に魔力に反応し何処までも硬化する性質を持つ神の与えた金属。
「まぁ、何はともあれ彼らがいるなら何の心配もないだろうな。万歳!」
「聖国万歳!」
「「天銀の騎士! 聖海獣の御使い!」」
………。
……………。
「ほっほっほ……。聖座の外は素晴らしい賑わいようですな。先に聞こえた熱狂がまだ耳の中に残っているようですよ」
「……は」
「おっと。卿ならばここからでも耳を澄ませば容易にその声が聞こえるのでしょうね。民は皆、誰もがあなた達をたたえているのです。此度の遠征、ご苦労様でした、オルトルシア卿」
聖座……中央政府たる建造物、その一室で。
中央へ舞い戻った騎士団の長……天銀のアインスベルクをにこやかに迎え入れるのは白の祭服を纏った中背の男。
清らかさを印象付ける白服に反し、金糸や宝飾品をふんだんに用いた煌びやかな装飾が施された服を着こんだ彼こそ、聖国を二分する勢力の一つを代表する存在。
アトラ教に僅か七人しか存在しない大司教位の一人、ワルダック大司教……。
数え52歳にもなる禿頭の男はやや肥満体であり、たるんだ顎を揺らしながら何度もうなずく。
「さ、何をしているのですあなた達。卿に酒を注いで差し上げなさい」
「はい……」
「聖騎士長さま、どうぞご一献」
「不要です、ワルダック大司教」
一室に控える祭服の女性たちは誰もが幼少期から教会に所属する敬虔な聖職者であり、同時にそうあれと自己を磨かされてきた容姿端麗な華ばかり。
しかしその酌を頑と断った騎士は入室して幾ばくもたっておらず、まだ体温に温まってもいない席を立つ。
「全ては新たな聖国のため。まだ、すべきことは多い」
「ほっほっほ……さすが……。しかし卿はつい先刻帰ってきたばかりではないですか。少しくらい息を抜いたとて、何が悪いのでしょう」
「アインスベルク聖騎士長……」
「どうか、一杯だけでも」
「不要だ」
「休むのもまた仕事のうちですよ。どうです、戦地では中々満足に食べることもできなかったでしょう。彼女らを給仕につけましょう。共にゆっくりと故郷の海産物でも……」
「全てはプリエールの未来ために。我はただ国の未来を思うのみ。銀の歯車にて」
話は風の立たない水面のような平行線。
断り続ける騎士に次第に顔をこわばらせ大司教の顔色を伺う給仕たち。
が、当のワルダック大司教は何を思ったか、怒りを見せるどころか、むしろ面白いものを見たとばかりにくつくつと笑いを漏らす。
「ほほほっ……。流石は天の派遣りしアインスベルク卿……。えぇ、席を立ってかまいませんとも。卿はただ自然体で剣を抜けばいい。あとのことはすべてこの私が取り計らいますのでね、えぇ」
「は……。では、私はこれにて」
「この件が終わったのち、卿は望むすべてが手に入ることになるでしょう。ともに聖国の日の出を……」
「失礼いたします」
まだ話し足りないと、終始笑みを張り付けたままだった聖職者に背を向け、聖騎士は部屋を後にする。
室内の煌びやかさに反し飾り気のない、冷たい回廊。
いくつもの角を曲がり自身の休息所へたどり着いた彼は、卓の上に置かれた大小一振りずつの剣の片割れ―――短剣へと手をやる。
「―――。望むまま……」
奇妙……いびつな短剣だった。
戦いを知らないものが見ても違和感を覚えたかもしれない。
肉厚の刀身はまぎれもなく短剣のもの。
しかし、柄は付属の物としてはやや大きく。
短剣として作られたにしては全体的に不格好な姿のそれは、彼の身に纏うべきほかの金属とは異なり、天銀によって鍛造されたものですらない。
「……………」
古ぼけた短剣の鞘から刀身を僅かに覗かせる。
磨かれた刀身に映る自身の顔をのぞき込んでいた騎士は、やがて装備を身に纏い、部屋の外へ。
「……セレス。一体、お前は何処へ行った」
たった一言誰かの名を呼び、天銀の騎士アインスベルク・オルトルシアは一人静かに歩みを進めた。
◇
「……………!」
冷たい牢屋。
アノール領の領主館、その地下室に存在する研究室とはまた異質な空気を有する場所。
兼ねてより複数筋から要望のあった「特別牢」に連行した暗殺者が目を覚ましたのをしかと確認し、僕もまた動きずらさを感じさせる首を回して言葉をかける。
「目覚めたか、黒刃毒師」
冷たい鉄格子の向かいから声をかけると、暗殺者は自身の身体を観察し、決してうろたえることもなく鉄の向こう側にいる僕を見据える。
流石の度胸とも言えるし、当然ともいえるかもしれない。
「出会いが出会いだったゆえ、改めて名乗ろう。レイク・ユスティーア。レイクと呼んでくれ」
「……………」
「私は君を何と呼べばいい」
「―――好きに」
どうやら多少は丸くなったらしい。
話が通じるだけで有難いというもので。
「では、オウルと。何のひねりもなくそう呼ばせてもらうが……どうした、何か疑問でもあるか」
最上位冒険者とて顔色から読み取れることは多い。
この辺はやはり貴族の得意分野……別に魔物狩りの専門家に表情の読み方は関係ないのかもしれない。
あるいは、表情という一点こそ僕が彼女に勝てる可能性のある唯一の武器かもだ。
ともかく、彼女の雰囲気には幾つかの困惑に近い疑問があるようで。
「レイクアノール……。私の身体は確かに崩れ落ちるほどに焼け焦げていたはずだ。やはり勇者の……地母神の勇者ローゼマリー殿の権能か」
「その通り」
「……失った部位、欠損した肉体すら……」
「それが可能になったのはお前のおかげでもある。感謝はしないがな」
事実だ。
少し前のお嫁さんができたのは、あくまで傷をいやす程度のこと。
腕を丸々生やすとか、その辺の意味不明レベルの治癒が可能となったのはつい最近……直近のことで。
おそらく一度僕が死んだ時だ。
あの時、自身の命すら燃やすほどの力を込めたマリーの意思が彼女の才能を一気に引き出した。
「覚醒……といえばいいか。お前のおかげで我が領は戦力アップの絶頂期というわけでな」
攻撃力特化の死の改造を受けたり、お嫁さんが望んでもいない覚醒をしたり。
事態がどんどん望んでない方面に成長していくバグ。
それもこれも全部目の前の暗殺者が悪いし、ひいてはその依頼主が悪い。
というわけで倍返しだ。
「安心しろ、尋問などしない。特注の拘束具とはいえ、下手に近づいたらむしろ殺されるからな、絶対。こうして格子の向こう側から話させてもらう。ひとまず、分かっているだろうが。私が知りたいのはお前の身の上話で―――」
「待て」
いきなり話の腰を折ってくるとはな。
まあいい。
「疑問があるのなら早いうちがいいだろう。言ってみろ」
「……。本当に聞いていいのかは分からない。しかし」
………。
「なぜお前も牢屋に入っている? そして何故拘束されている」
「―――。ふ……」
……。
なんでお隣の牢屋入ってるのかって?
なんでベッドに枷付きで縛り付けられてるかって?
んなの……。
「その……、あれだ。聞かないでくれると……、助かる」
「……。……そうか」
気まずそうに目逸らすのもやめろ。
やっぱ聞かなきゃよかったって顔をやめろ、絶対聞いてただろ遅かれ早かれ。
目が覚めたと思ったら隣の牢屋に領の主がいて、そいつがベッドに縛り付けられた状態で話しかけてくるんだから誰でも気になるだろうけどさ。
「重ねて安心してくれ、百姓一揆がおきたわけでもクーデターでもない。いや、政権交代が起きて私の首が落ちたのならむしろ万々歳か? お前の場合。とにかく一つだけ話しておくならば、今回の件はさすがの彼女も耐えかねたらしくてな。見ての通りのありさまというわけだ」
「訳が分からん。ユスティーアはオクターヴの傀儡という事か?」
それは違うんだけど説明が難しくてね。
まぁその辺は追々……。
僕のルートを攻略してけば分かると思うよ。
「話を戻す。言論という私の分野に付き合ってくれるようになった。聞く耳を持ってくれるようになったのはありがたい話だが、こちらにも都合があってな。できれば早い話がいい」
オウル……黒刃毒師には僕の命を狙わなければならない理由がある。
そして、それはおそらくオウルが真に望んでいるものではない。
これは僕の考えだけど、恐らく間違ってもいないはずだ。
そう思う理由は簡単。
そもそも僕は人の恨みを買うようなことは全くと言っていいほど……少し、ちょっと多め……いやまぁしてるけど、それでも殺されるような悪事に手を染めた覚えはないってのがあって。
あ? 絶賛侵略行為中?
戦争の財布係?
知らんわ、中央が勝手にやってるだけよ。
「―――考えれば考えるほど恨みを買うような覚えが出てきてしまうのは置いておいて、だ。あの時、私に謝罪していたな? 胸を容赦なくぶっ刺しながら」
「……………」
「それが謝る態度かとは思ったが……。まぁ良い」
だから目をそらすな。
あの時は状況が状況だった故にその道しかなかったが、やはりこうして落ち着いて話し合ってみるとオウルはちゃんと話せるタイプであり、常識的な価値観を持っているとも感じられて。
……とくれば、やはりこの暗殺者はあまりに惜しいわけで。
「理由があるのなら聞いてみたいところだが……。やはり無駄か?」
相手が相手だ。
たとえどれだけの拷問をしても口を割らない可能性だってあるし、そもそも下手に刺激したらそれこそ殺されかねない。
十中八九無理だろうと諦め込みで訪ねてはみたが、やはり返答は……。
「―――毒だ」
毒ぅ?
「かつての私にはなかったもの……。既に知ってしまったもの。知らなければ……劇毒を知らなければよかったのだと。ずっと後悔している」
「……。中毒か。ならば一つだけ。その毒は簡単に買えるか? 或いは……許可がないと買えない処方品か?」
「……………」
「―――成程。思い当たる節はこちらにもありそうだ」
毒にも薬にもなる。
その言葉はあまりに便利だ。
短い会話で黒刃毒師の事情を理解するにも十分だ。
「ふ……。伝説の毒物使いをして、抗えぬ毒が……泣き所があったわけだ。そして処方、常備さえできれば、私の安眠は夢ではなくなるわけか」
「こぼしてから言う。私は協力などしないぞ」
あ、そう。
じゃあ自分からやりたいって言うように仕向けてやるよ。
「ならば、そうさな。……望み通り、私の命をくれてやろうか」
「なに―――?」
最上位冒険者というと独自の価値観を持つとされている。
ヴァレットに曰く、人間的にどこかが壊れていないと決してその領域に足を踏み入れることはできないのだと。
独自の価値があるからこそ、何かに縛られるような生き方を取らないのだと。
現代において、最上位が公に知られる限りで国や個人に仕えている例は一、二例程度だからな。
だが、もしもその価値観。
その者の本質を見抜き、ナイフの柄を握ることができたのならば。
「悪くない賭けだと思わないか? オウルよ。その眼で、お前に一度辛酸を舐めさせた私を評価してくれ。一度、機会をくれ。私がお前のそれを解毒してやる」
「………!」
「だが……。これだけは聞いておこう」
そう、これだけは。
「一つ。お前の今の雇い主は儲かっているか?」
「……? ああ」
「10億オロとか用意できるか?」
「……? あぁ。その程度ならば……」
「例えば、そこかしこに売ったりしても足のつかないような高価な物品を保有しているか?」
「まて。さきから何の話を……」
「必要なことだ。答えてくれ」
「……持っている、な。貴重な魔道具、通信機……値打ち物は多いだろう」
「通信機!」
しゃぁ!!
最先端の値打ち物ォ!
「返済の手っ取り早い当てができた。―――ヴァレット」
「はい、坊ちゃま」
嫌なにおいを感じたか、初手から僕を馬鹿にした呼び名で挑発してくる耄碌執事へ首を動かして視線を向ける。
「暫し旅行に出る。予定はこれから組むゆえ、また暫し領の運営を任せてもいいか。ついでに牢屋のカギも持ってきてくれるとすごく助かる。彼女にこっそりならばなお良しだ」
「流石は領主様。仕事をサボる事にかけては帝国貴族でも右に出る者は居りませんな」
「嫌みか貴様」
向いている方向は同じだ。
どうして一々自分の家臣を説得して回らないといけないのかは疑問だけど、ヴァレットなら。
一応は僕の腹心である以上、彼がマリーのお願いを優先するとは思えないし、分が悪い話ではない……。
「―――なんだ、持っていたのか」
「ほほっ」
おもむろに僕を閉じ込めている牢屋のカギを開けた執事。
そもそもこの領の主であるはずの僕がどうしてクーデターが起きたわけでもないのに牢屋に閉じ込められているのかって時点でおかしいと思うけど、その辺は今更だ。
「では、旦那様、どのような作戦をお考えなのか、この老骨めにお聞かせいただいても? 奥方様から「決して外すな脱走させるな」と仰せつかった枷のほうはその後に外しますゆえ」
「無理な計画だと思ったら?」
「奥方様がなんとおっしゃるか……」
コイツ……!
逃亡計画告げ口する気満々じゃねーか。
「ハイリスクハイリターン……悪くない賭けだ。ひとまず考えていることは二つある。どちらも使える可能性もな。重ね、協力してほしい者たちがいる」
「アルベリヒ以外で?」
「アルベリヒ以外だ。今回あれは置いてく」
最近頑張りすぎだからな。
「もし……」
「うん?」
「勝手に話が進んでいるが、レイクアノール。もしもお前の想像する計画が失敗すれば? 私はお前を……」
「それこそ簡単だ、考えている通りのことを実行しろ。お前は私を殺し、その死体を雇い主に持って行った。それだけの事」
「……………」
オウルは見極めている。
朱の瞳が、僕をのぞき込む。
「やはりお前は壊れている。怖くないのか? 貴様は。死ぬことが……」
「問題ない。棺桶の用意は既にできている。特別に立派なやつだ」
「ほっほ」
本当は僕用じゃなかったんだけど、サイズは問題ないだろう。
では作戦を組み立てるとしようか。
参加者は―――。




