表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/89

ニルリティ/高木 瀾(らん) (6)

 ゾンビどもを追い掛けていくと……行き着いたのは、プレハブ造りの建物。

 とは言え、外にはエアコンの室外機なども有り、2階建で一〇部屋以上は有りそうだ。

「ふざけた真似をしてくれたな……折角……」

 建物の前に居たのは、今回の元凶の「魔法使い」と……例の鬼。

 明らかにマズい。

 腐敗が進んでいるようだ。

 もし、腐敗ガスで爆発なんて事になれば……「体が破壊されると、異界への門が開く」という、このゾンビどもの特性からして……。

「この商売が駄目になったんなら、転職すりゃどうだ? 普通の会社員なら、あんたぐらいの齢で別の会社に移るなんて……」

「フザけるな……」

 副店長の提案は、当然のように却下される。

「貴様らのせいで、当分は、私に悪い評判が付いて回る。折角のデカい商売を潰したマヌケだとな。『親会社』の報復を生き延びたとしても、誰が、そんな評判の奴を雇うと思う? だが、お前らを皆殺しにすれば……多少はダメージを減らせるだろう」

 そう言って、奴は……呪符を取り出す。

「そこの魔法が効かない奴は物量で潰す。魔法使い系の奴は……正面から魔法で潰す。残りの2人は……これで……」

 ……。

 …………。

 ……………………。

 向こうは決め台詞のつもりだったらしいが……何も起きないまま、時間だけが過ぎていく。

 どうなっている?

「ふ……ふざけるな……こんな時に不良品かッ⁉」

 奴は呪符を地面に叩き付け……次の呪符を取り出し……。

 ……。

 …………。

 ……………………。

 またしても、何も起きない。

「え……えっと……あいつ……撃っていいのか?」

「た……多分……」

 副店長とレンジャー隊の副隊長(ブルー)パワー型(イエロー)も困惑気味だった。

「ど……どうなって……まさか……」

「そうだ……」

 そう答えたのは……相棒だった。

「あたしが、その呪符の力を消した」

「何をすれば?……まぁ、いい。こんなモノに頼った私が馬鹿だった。自分の力で……」

「その前に訊きてえ事が有る」

「何だ?」

「何で、こいつらをゾンビにした?」

「はあッ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ