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♥ 目覚めたら人獣族に介抱されていた件。 ~ 魔王領国へ移住して、人類の敵になってみた ~  作者: 雪*苺
ファブレッタ大陸【 一ヵ月後 / 三〇日目 】 ルーガンド王国 集落
11/41

♥ 人獣族との暮らしの中で 4


 だから臓物類は捨てたりしないで、臓物専用の壷の中へ入れられた。


 どうやって臓物や下処理をした肉を食べるかは、このあとにあるオロトさんの授業で学ぶ事になっている。


 素材の説明もミカトさんから簡単に受ける。


 毛皮,角,牙,爪に分けたあと、どうしたらいいのか──とかだ。


 ひととおりミカトさんの説明が終わると、次は自分達でミカトさんが前以て捕まえていた怪物モンスターを捌いて解体する。


 解体用ナイフは貸し出し用だ。


 だ生きている獲物を気絶させる所から始めないといけない。


 …………流石は亜人類と言うべきか、バタバタと暴れる獲物のアゴしたを確実に一突きして仕留めて、動きをめて行く。


 狙いを定めて一突きする時の顔付きが真剣そのもので怖い。


 獲物を気絶させるのに成功したら、ぴょんぴょん飛び跳ねて嬉しそうに姿とはギャップが有り過ぎて慣れない。


 嬉しそうに犬歯を出してニカッと笑っている可愛らしい無邪気さの中には獲物に対する残忍さと冷酷さが隠れている。


 ヒエッ…だぁ……。


 なか(なか)気絶させられなくて苦戦しているあいだに解体作業に取り掛かっている子供達がいる。


 臓物を摘まみ食いしようとしてミカトさんに頭を小突かれている子供がなんにんる。


 初めての解体作業だから雑な子もいれば、丁寧に解体している子もて、苦戦している子もる。


 ジタバタと逃げようと必死にいる獲物のアゴしたなんとか突いて気絶させる事が出来たも解体作業に取り掛かる。


 先ずは血抜きをするんだっけ?


 それから…お腹を裂いたら体内から臓物類を取り除いて────。











 ふぅ……、時間は掛かったけれど…なんとか解体する事が出来た。


 ミカトさんがしていた肉を下処理を見よう見真似でしてから、用意されている防腐作用のある葉っぱに包んだら、紐の代わりに使われるツルしっかりと結んだ。


 臓物類はミカトさんが用意した壷の中へ入れて、素材を仕分ける。






茜梶 惠

「 ふぅ……こんな感じかな?

  やっと終わったぁ…。

  なんとか1人で出来た… 」


 獲物を気絶させてから解体して、肉の下処理と素材の仕分けをするだけでも大変な作業で、慣れない疲れてしまった。


 結構ハードな作業だぁ…。


 本来なら獲物を狩る所から始まるみたいだから、実際にはハードなんだろうな……。


 狩りをする前には前以て、狩りに必要な道具を自分で作って用意しないといけないし、森の中へ入って罠も仕掛けないといけない。


 大昔の日本人も今のみたいに──、風に原始的な方法で食料の調達をしていたんだよね…。


ミカト

「 おっ、メグつぁんも解体作業が終わったみたいだな。

  く出来てんじゃねぇか。

  オロトが包丁の扱い方を褒めてたもんなぁ。

  初めてにしては上出来だぜ、メグつぁん 」


茜梶 惠

がとう御座います…(////)」


ミカト

「 いよぉし──、全員解体作業は終わったな。

  仕分けた素材を持って、素材屋へ行くぞぉ〜〜。

  ガキども、ミカト先生のあとに続けぇ! 」


亜人類の子供達

「「「「 は〜〜い、ミカト先生〜〜 」」」」


ミカト

「 はぐれるんじゃねぇぞぉ〜〜 」


 腰に付けているバッグの中に包んだ肉を入れたら、仕分けた素材を持つと≪ 集落 ≫の中にある素材屋へ向かって歩き出した。


 素材屋では解体後の素材を買い取ってくれる専門店だ。


 素材屋に集まった素材は種類別に仕分けをされて、丁寧に品質チェックをされたあと、人間と売買する為に人里へ運ばれて行く。


 ちなみに素材屋を経営しているのはセロロの使い魔なんだって。


 人鬼族の姿をしている亜人は全部、セロロの使い魔──モヤうつわ(抜け殻)の中に入っているみたい。


 素材屋の店員さんは、気さくで話し易くて子供に対しても丁寧で親切さんだ。


 ≪ 集落 ≫には色んな小店がポツポツあって、セロロの使い魔が経営しているみたいだ。


 亜人類達の暮らしをサポートする為に配置されているらしい。


 パン屋,麺屋,米屋,根菜屋,葉野菜屋,果物屋,木の実屋,茸屋,山菜屋,魚屋,肉屋,味噌屋,醤油屋,屋,道具屋,修理屋,布団屋,畳屋,衣類屋,履き物屋…など(など)と色んな店がある。


 なんか住んでる人が人間じゃないだけで、日本の田舎にるみたいに感じちゃうなぁ。


 だってだってだって、異世界にるのにサンドイッチ,うどん,棊子麺,蕎麦を食べれちゃうんだよ!!


 豆で作られた味噌,醤油、数種類の出し汁も売られていて不思議な感じがする。


 全部、セロロの使い魔が調達しているらしいんだけど、から調達しているのかは分からない。


 なんちゃって和風──そんな感じのする≪ 集落 ≫の一角にある素材屋で素材を渡すと、店員さんが鑑定と査定をしてくれる。


 人間社会では店に持ち込んだしなは買い取り前に鑑定士が鑑定と査定をして、しなの品質や状態に適した定価を付けて買い取りをしてくれるらしい。


 だから、店にしなを買い取ってもらうつもりなら、丁寧に解体をして素材の品質を下げない為にも傷付けないように注意しないといけないらしい。


 雑な解体や荒い解体をしたら、折角の素材の価値が値下がりして足元を見られて定価より低い値段で買い取られてしまうそうだ。


 解体は落ち着いて丁寧に、でも手際く短時間に済ませる事が大事みたいだ。


 解体も数をこなせば解体スキルが上がって解体術が上達するみたい。


 亜人類は人類よりもスキルの上昇率が高いんだって。


 は人間社会じゃないから、本来なら買い取ってもらえないような素材でも相応の値段で買い取って貰える。


 とても良心的な素材屋さんだね。


 が苦労して捌いて解体した素材は、「 初めてにしては上出来だ 」って褒められた。


 たはは…一寸ちょっと嬉しい(////)


 「 丁寧で慎重なのはい事だけど、手早く出来るように解体を沢山してコツを掴むように 」とも言われた。


 次はもっとじょうに解体出来るように頑張ろうっと!!


 素材を買い取ってもらって得られたの稼ぎは30キトだった。


 毛皮が10キト,牙が7キト,角が8キト,爪が5キト。


 異世界では1キト イコール 10円らしいから、日本円にしてみると毛皮が100円,牙が70円,角が80円,爪が50円だから──300円の収入になる。

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