表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
汚水使い、ダンジョンのボス始めました  作者: 御丹斬リ丸
過去編 ダンジョンボスになるまで
6/8

6.ゴミ箱から脱却したい



冒険者ギルドの規則は単純だ。


頭が悪いくせに力はつよく沸点が低い魔物みたいな冒険者も数多くいる中、ギリギリわかってもらえるように作られたルールだからだ。


Eランク冒険者には犯罪者が多いが彼らはやめさせられない。中にはソロでドラゴンを瞬殺できるような強さをもつものがいる。彼らは脳まで筋肉が詰まっているため、何も理解していない。


だから悪いことをしたからといってギルドから追放しようとすれば、その圧倒的な暴力がギルドにむくことになる。命の惜しいギルド職員は故に、Eランクを設定し、そこをゴミ箱と罵った。


ゴミ箱ランク。Eランクから冒険者は始まる。


冒険者のルールは単純だ。

討伐依頼がでていない、犯罪者の殺害の禁止。

殺人依頼の仕事の禁止。

王国法に反する行為の禁止


この三つのうち1つ目を早々に違反してギルドに加入しにしたイカレタ男をみて受付嬢は、内心また万年Eランク冒険者が増えるな。と確信した。


「冒険者ギルドは、Eランクからはじまる、そうだな」


いきなり口を開いた男。ネオに、今そう言っただろと思いながら話を聞く受付嬢。


「以前、指定された冒険者を倒せば飛び級ができると聞いたのだが」


チッ。内心舌打ちをした。


やはり知っていたか。あまり知られていないシステム。英才教育を受けたような特権階級の人間が冒険者になる際、Eランク冒険者に紛れて悪いことを吹き込まれたりしないようにするシステムだ。


だが、こんなやばそうなやつをシステム通り飛び級にさせるわけにいかない。


「ええ、御座いますよ」



にこやかに、それで腹黒く笑った受付嬢は、カウンターからでてギルドに併設はれた酒場で酒を飲んでいた男にヒソヒソと話しかけた。


男は頷き、大剣を手にすると受付嬢とともにネオの前に立った。


「では、この方に勝利してください」


読んでいただきありがとうございます。

余談

ネオさんの鼻はいかれている説

作者「ネオさん、汚水臭くないんですか?」

ネオ「ん?ああ、慣れた」

作者「あっ……そうすか」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ