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汚水使い、ダンジョンのボス始めました  作者: 御丹斬リ丸
過去編 ダンジョンボスになるまで
4/8

4.霊柩車

本作はコメディです。

本作はギャグです。

本作はパロディです。




ネオが街に来るまでに、濡れた体は乾いた。


水の魔法使いであるアクアベルにおいて体についた水を払うなど赤子でもできる。


50シルバーでできることといえばパンを1週間分買うとか、レストランでフルコースを食べるとかで、到底武器や衣服が帰る金額ではない。


辺境のアクアベル管轄地から王都まで馬車で4週間、金額にして40ゴールドが必要だ。


……払えるわけがない。


そんなわけで水魔法の秘術 霧隠れという光を屈折させ透明化する魔法を使い、乗合馬車に無賃乗車をしてきたというのが先ほどの話だ。


王都に到着した乗合馬車から降りたネオは、霧隠れを解除した。


霧隠れから悪臭を放っていたというのが汚水使いの名をもつ彼の弊害ともいえよう。


隠れるための魔法で隠せない匂いが出るのだから。


それのせいで、悪臭に耐えられなくなった客が途中で次々とおり、王都の検問では無断で死体を運んでいるという冤罪をかけられくまなくチェックされて時間を取られた。


乗客たちは一刻も早く降りたかったというのに兵士に囲まれた状態で降りるわけにもいかず、この馬車に乗ろうと決めた自分を呪った。


降りた乗客たちは乗合馬車を経営する会社に苦情を次々にあげた。


完全な冤罪だというのに、乗合馬車を運転していたおっさんは、死体の密輸の罪で解雇されたのであった。


後日、

霊柩車に乗客を乗せた乗合馬車の話は王都に駆け回り皆、その嘘か真かわからない話を酒のつまみにした。

読んでいただきありがとうございます

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