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プロローグ
その日、世界中の生物、悪魔、神、ありとあらゆる世界のありとあらゆる存在がそれを目撃した。
全宇宙を呑み込むほどの光のカーテンが世界を白く染める。
白く輝くオーロラは美しく、誰もが目を奪われた。
不思議な現象としか言いようの無い、理解の範疇を超えた現象は、神や悪魔にとってすら同じであった。
光は数分もしない内に、幻の様に闇夜に消える。
そして、その日を境に世界は歪んだ。
時空に歪みが生じ、無数に存在する世界が重なり合い、混ざり合う。
最早、世界地図は意味を成さない。
無数の異なる世界が混ざり合い、1つの世界を形成する。
何処までも続く無限の土地、科学、魔法、国、宗教、人間、亜人、神、悪魔・・・何もかもが1つの器に入ったその世界を人々は「混沌」と呼んだ。




