5話
学校に行くと女子から冷たい視線を浴びせられた。
カズヤは大丈夫かな
一応僕に巻き込まれたかんじになってしまったから責任は感じる。
教室に入りカズヤを見つける。
なぜかカズヤは女子と普通に話していた。
あれ、もしかしてクラスの女子は昨日のことあまり気にしていないのかな。
カズヤと女子たちの楽しそうな会話を聞いて安心する。
「おーい、カズヤ。おはよう」
「気安く話しかけるなクズ野郎」
カズヤが僕を見てにやりと笑う。
どういうことだ。
僕が混乱しているとカズヤの周りにいた女子たちが睨み付けてきた。
「昨日のこと全部ユウスケ君がやったんだってね」
「さっきカズヤ君から聞いたわよ」
「あんなモノを見てるだなんて変態」
なぜ僕だけせめられるんだ。
「カズヤだって似たようなもんじゃないか」
「「「カズヤ君はイケメンだからいいのよ」」」
よし、後でカズヤの顔面を変形するまで殴ろう。
そんなことを僕が思っているとも知らないでカズヤが僕に話しかけてくる。
「そういうこった。ユウスケ。がんばれよ」
そのとき僕にメールが届く。
『カズヤ君の見られたら必ず引かれるエロフォルダを入手しました。一斉送信しますか?
Yes or No by 理事長』
そんなの答えは決まっている。
…
「ようこそカズヤ。僕と同じ世界へ」
僕の目の前にはさっきまでいた女子にボコボコにされたカズヤが転がっていた。