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メール確認お忘れなく  作者: マサキ
2/11

2話

理事長はメールに書いてあったように、全校生徒に一斉送信で僕の秘密エロフォルダを公開した。


「あぁ、僕もう学校で生きていけないよ」

「ユウスケなにいってんだ。理事長だって鬼じゃない。その証拠におまえの名前は公開されてないじゃないか」

僕が机に突っ伏していると聞きなれた声が聞こえてきた。声のした方を見ると、そこには見た目はまあまあイケメンで短髪の男が立っていた。

「でもね、カズヤ。その代わりに証明写真が添付されてるよね。こっちの方がきついよ。」

これじゃあ外を歩けないじゃないか。

「お前が変態なことは前々からクラスのやつらは知ってるだろ。あんま気にすんな」

カズヤの野郎、他人事だからって軽く言いやがって。

「僕一人変態扱いされるのもあれだから、理事長にカズヤも同じ目に合わせてくれるよう言っておいたよ」

するとカズヤの顔色が悪くなってきた。

「…それ嘘だよな?」

「僕は嘘が嫌いだ(キリッ)」

するとメールが届いてきた。

『Kさんの二次元エロフォルダを皆さんに送ります by理事長』


「この野郎!無関係な俺を巻き込んでんじゃねー」

「僕たち親友だろ(キラッ)」

今年一番の笑顔をカズヤに向ける。届け!僕の気持ち!

「まったく。またあんたたち何やったのよ」

そこに小柄で可愛い系の少女が話しかけてきた。

「サヤカには僕たちの気持ちがわからないよ」

貧乳のサヤカにこの気持ちがわかるわけない。

「今それ関係ないわよね?」


あーやばい…

殺される。

「落ち着いてサヤカ。話し合おうよ」

「なぁにぃ?」

笑顔が怖い。あと右手に持っているシャーペンが怖い。

「おっと、それ以上近づいていいのかな。君もカズヤと同じ目を見るよ?」

いつもやられっぱなしだけど、さすがのサヤカも手がだせまい。

そこにメールが届く。

『関係のない人を巻き込むようなことはしませんよ by理事長』

僕の肩にサヤカが手を置く。


ボコボコにされました。


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