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詩*日常から*

散歩

作者: a i o

白い日傘を廻したら

太陽の光もくるりと廻った


小さな紫

転々とつける生垣


乱れたアスファルトの小路

高さの違う屋根


茶虎の猫が

開かない窓の内側

だらりと寝そべる


降りる為ではなく

登るために作られた

石の階段をゆっくりと

踏み締めて


木漏れ日の音色

陽に透けるは

命の皺を

残した脱け殻


姿のない笑い声が

駆け抜ける昼下がり


曲がり角を曲がれば

立ち上がる雲


道しるべも

つけられぬような

勇ましい青


重なる蝉の

声で飛び立つ



白い日傘を廻したら


青い空もくるりと廻った








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― 新着の感想 ―
[良い点] 夏の日に楽しく住宅街を歩く少女の姿が浮かびました。 良いことがありそうな予感がしてきます!
[一言] なんて素敵なんでしょ!! 可愛くて、爽やかで、何かいいことがありそうな予感めいた感じがしますね!
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