この国をしりましょう。
目が覚めました。
船の中での生活習慣がついているせいか、ただ今夜明け前です。
ベットの中でぐるぐると考えていました。
「コーヒーが……」
前の時も、クッキー食べ損ねました。
今回はコーヒーすら半分しか飲めませんでした。
全然、学習してないよね。私。
次は、話を聞く前に食べてしまうこと。
忘れないように、枕の下に何かに書いて置いてくことにします。
とりあえず、そこまで解決したので、
ゆっくりベットから降りる。
あれ、昨日は筋肉疲労で結構体痛かったのに、
今日はなんとも無い。
これは、良く寝たせい?
それとも、二日目にくるってやつかも。
ぐるんぐるんと肩をまわして、
腰に手をあてて、よっと体を後ろにそらしてみる。
痛くないですね。
これはもしかして、寝ている間に、
ちょっとだけ若返ったのかも。
だってうなぎ様食べたし、あのうなぎ様は、
実はコラーゲン10倍だったのかも知れない。
そういえば10代の頃って、寝ただけで次の日、
なんとも無かったものね。
いそいそと鏡の前に立つ。
鏡の前で、自分の顔をみてびっくりしました。
もちろん、良いの反対の意味で、ですよ。
髪がゴルゴンヘアですかってくらいに乱れてる。
その上、昨日、顔も洗わずに寝たので、
野良猫の起きたてのごとくに、みっともない顔をしている。
誰ですか? 私です。
ため息とともに、がっくりと肩を落とします。
その時に、気がつきました。
私の体から、お酒の匂いが。
鼻につくほど臭いです。
思わず自分の鼻をつまんで顔を顰めます。
これは、一番にお風呂ですね、
お風呂場に入ると、真新しいタオルが何枚もありました。
こんなタオルってあったんですね。
船の中では、こんなふわふわタオル無かった。
大抵がごわごわの洗いざらしで、手ぬぐいより
ちょっと分厚いって感じだっただけに、
このタオルは衝撃です。
それに、お風呂の横に髪を洗う用の石鹸を発見しました。
鼻を近づけると、良いにおい。
ラベンダーのような匂いです。
船では皆、石鹸は顔も体も髪も全部一緒に丸洗いだったし。
異世界だって解ってたからそんなものかと思っていたけど、
あるんですね、匂い石鹸。
嗅いでみるといい匂い。
なんとなく得した気分で嬉しくなってしまう。
お風呂を見渡すと、シャワーぽいものが、
結構上の方についていた。
右壁側にポンプの取っ手のようなものがあったので、
じっと見ると、洗面台とお風呂桶の方で、
二箇所に水受け口がある。
とりあえず、お風呂の方の受け口のコックをひねり、
ポンプのハンドルをぐいって押した。
どっちから出るんだろう。
お風呂の方ではなく洗面台の方に水が出ました。
これはこれでもったいないので、顔を洗いました。
タオルで顔をぬぐって、再度挑戦します。
逆の洗面台の方のコックをひねりハンドルを押すと、
お風呂場の方に水が溜まりました。
なるほど、コックは元栓のような仕組みなのですね。
ひねるとそこが閉まるので、他の水出し口から水が出るのでしょう。
お湯はでないんでしょうか?
出来れば、冷たい水を頭からかぶるのはちょっと。
どこを探しても、温水の切り替えスイッチのようなものは
ありません。
これは、本格的に水風呂に入れということなのか。
真剣に悩んでいたら、ドアがノックされる音がした。
「はい」
答えるとドアが開き、カースが顔を出した。
手には、割と大きな四角い箱状な物を持ってました。
「ああ、お風呂にはまだ入ってなかったんですね」
「はい。冷たいのでどうしようと思ってました」
「ですから、これを持ってきたのですよ」
カースは、ずいっとその箱を前に出す。
これはナンだろうと首をかしげる。
「温石ですよ。 お風呂の壁に小さな窓があるでしょう。
そこに入れるんですよ」
そういって、お風呂の壁を見渡し指さしました。
「そこです。 この部屋の給水タンクの窓です。
その窓から温石を入れると、暖かいお湯がつかえます」
なるほど、お湯にはもう一手間いったんですね。
窓を開けると、給水タンクに浸かるように、
小さな鉄の網籠が設置してありました。
早速、四角い箱から真っ赤に焼けた温石を取り出して、
小さな窓口からぽいぽいと入れました。
壁の向こうで、水がじゅうって音を立てているのがわかりました。
湯気が上がって、何も見えないので、窓をしめます。
「この温石を入れる前に、必ず窓からタンクに水が溜まっているのを
確認してから入れてくださいね。 火事になりますから」
なるほど、先にタンクに水を溜めてから入れるのね。
了解です。
「ありがとう。カース」
「はい。さっさとお風呂に入ったほうが、いいですよ。
その頭では、ぼろ雑巾にしかみえませんので」
あわてて両手で頭を隠したけど、
ゴルゴンヘアは根強い威力で、今の私では抗えない敵でした。
くすくすとカースが笑いながら、私の髪をちょっと引っ張ると、
部屋から出て行きました。
「もうじき頼んだ朝食が届きます。
手早く済ませて降りてきてください」
おお、ごはん。
早く、お風呂を済まさねば。
ばさばさと服を脱いで、洗面台の方のコックをひねった。
風呂桶の水受け口の方に、もう一つコックがついてたので、
それをひねると、シャワーが頭の上から降ってきた。
暖かい、久しぶりに暖かなシャワーです。
船にいたときは、昼間の太陽で暖かくした水を使って、
体を拭いていた。
お風呂なんて贅沢極まりないものだったし。
船長室と副船長室くらいにしかお風呂は無かった。
石鹸を手ぬぐいでこすり、体を手ぬぐいでごしごしと洗っていきます。
何度も洗って、体から垢が落ちているのがわかりました。
なんとなく、体から一枚ぺろんって皮がめくれる感じです。
だって、明らかに肌の色が違います。
私って割と色白だったんですね。
その後は髪です。
潮で洗われごわごわに引っ付いていた髪を、
お湯でふやかし塊をほぐしてから、
髪用の石鹸で洗うと、なんという手触り。
ごわごわだった、髪が柔らかくなっていきます。
うほほほ。極楽です。
さらっさらです。
スーパーリッチ!なんちゃって。
はっ遊んでいる場合ではありませんでした。
朝ごはんが待ってるのです。
我に返ってポンプのハンドルを押して、
給水タンクに水を補充して、頭の上からお湯を流します。
泡がながれて、足元に溜まった汚れた水は膝丈ほど。
風呂桶の下栓を抜くとずごごって小さな渦を巻いて、流れていきました。
タオルで体と髪をぬぐって、お風呂から出て、
着替えをかばんの中からごそごそ出していると、
昨日ピーナさんにもらった花柄のワンピースが出てきた。
そうだ、これを着るんだった。
下着をつけて、ばさっとワンピースを広げる。
勿論、ファスナーとかないよね。
背中から首の部分がボタンになってる。
右横に隠しボタンがあり、脇の下から腰の部分まである。
胸のところのリボンは緩めると胸元が
ばさっと大きく広がった。
とりあえず、頭から服に体を通し、
横の脇のボタンを一つずつ留め、
胸のリボンをきゅっと締めた。
随分、リボンの丈が余ったので、蝶々結びを二度して調節する。
ミリアさんやピーナさんだったら、こんなに余らなかったんだろうな。
ちょっと悲しくなる。
遺伝子って不公平よね。
背中のボタンを留めようとして手を伸ばすが届かない。
くう、ここまできてまさかの敗退なんて。
四苦八苦してたら、ドアがノックされカースが入ってきた。
「朝食がとどきましたよ。 メイ、何してるんですか?」
入ってきたカースが、私の姿をみて固まった。
「カース、お願いします。ボタン留めしてください」
手が届かないんです。
エビゾリになりながら手を伸ばしている私の姿をみて、
固まっていたカースが軽くため息をはいた。
カースに後ろのボタンを留めてもらって、くるんと一回りしてみる。
うん、スカートだ。久しぶりだね。
「可愛いですよ。
それで、毎朝、背中のボタンを留めに来ましょうか?」
それは、随分の手間ではないですか。
それに、一人で服が着れないってどこのお嬢様ですか。
でも、今の状態だと明日もそうなるのは必死です。
あとで、なんとか工夫してみましょう。
「ありがとうございました。カース。
さあ、ご飯に行きましょう」
一階の居間の奥に、長テーブルと椅子が6つありました。
その机の上には、ほかほかと湯気を立てている朝食が。
おお、よだれがでそうです。
私達が部屋に入ると、居間で座っていた3人が一斉にこちらを向きました。
私達が最後です。
随分、待たせたのでしょうか。
「おはようございます。レヴィ船長、セラン、バルトさん」
三人は、私の格好を見るなり、あっけに取られたように固まってしまいました。
そんなに変なのでしょうか。
「へえ、驚いたな。 まるっきり女の子じゃあないか」
むっセラン、失礼ですよ。 私はいつでも、性別は女性ですが。
「変われば変わるもんだな。ちびっこなのはかわらねえが」
うう、身長はもう伸びないんです。バルトさん。
ちょっと俯いて下をみていたら、目の前にレヴィ船長の足が立った。
顔を見上げると、緑の目が嬉しそうに輝き、
全開の笑顔でした。
「よく似合ってる。 可愛い」
そういって、私の頭に手を伸ばし髪をなでてくれました。
私の顔が一気に、ぼっと赤くなりました。
そんなに至近距離で、その笑顔で褒められると心臓がもちません。
心臓がばくばくします。
でも、カースも可愛いといってくれたし、
これはこれで、ちょっとだけ自信がついたかも。
私でも、スカートをはくと、可愛い女の子に見える。
名言です。心に刻みたいお思います。
居間の椅子に座っていたバルトさんとレヴィ船長、カース、セランも一緒に
朝食の席に座りました。
いただきます。
両手を合わせて挨拶をすると、
目の前のお皿のご飯に集中します。
本日の朝食は、卵に野菜が絡まったオムレツに
カリカリのベーコン、ソーセージ、それに、焼きポテト。
バンは、ちょっと硬いフランスパンのようなバケットパン。
レタスサラダの上には茄子のような紫色の果実が乗ってました。
赤い葉っぱのレタスと並んでいると、ちょっと引きそうです。
スープはトマトベースのミネストローネ風?
一口、二口食べたところで、ちょっと疑問。
これは、だれが作ってくれたのでしょうか?
さっき、カースが運ばれてくるっていってたから、
誰かが作って運んでくれているんでしょう。
でも、どこで?
この料理、ほかほかですよ。
「この朝食は商館前の食堂から、運ばれているんですよ」
前? 食堂? あったっけ?
覚えてないですね。
あとで、しっかりとチェックしておきましょう。
ご飯をもごもごして食べていると、セランが話しかけてきました。
「メイ。今日は何時にピーナのところに行くんだ?」
口の中のご飯を、しっかり噛んで、ごくんと飲みこんでから、答えます。
「夕方です。 お昼の時間は人がいるのでいいそうです」
「そうか、なら昼から出かけられるか?」
「はい」
「どこへいくのですか?
メイにはこの国のことや、この街のことなど、
いろいろ教えるつもりでいたのですが」
「役所だ。昨日提出した身分証明書が、
昼一で出来ているはずだから取りに行く。
あれは、本人が行かないといけないからな」
「そうですか。
それでは、私は午前中にしましょうか」
どうやら午前中にカースとお勉強で、
午後からセランと役所に行くようです。
「はい。ご飯食べてすぐですか?」
「そうですね。それがいいでしょう」
レヴィ船長が、片手を軽くあげました。
「まずはメイ、食事を済ませろ。話はそれからだ」
話をしている間、いつ返事を求められるかわからないので、
ずっと手が止まっていたのに気づいていたんですね。
流石レヴィ船長です。
「はい」
お皿の中のソーセージを切って口に入れました。
はっきりいって、あまり美味しくありません。
レナードさんやオトルさんの料理には、
一口一口に感動があったのですが、これにはありません。
料理に罪はないので食べますが、ちょっとがっくりです。
私の思っていることがわかったのでしょう。
バルトさんが、食べながらガハガハと笑いました。
「おい、メイ。あまり旨くないからってそんな顔するな。
レナードやオトルの店の味を比べると可哀想ってなもんだ」
「レナードさんのご飯は、最高に美味しかったのです」
「ああ、レナードは俺達のコックだからな。
俺達が船から降りて一番に思うのは、
レナードの飯は天下一品だってことだな」
バルトさんは、大きな口をあけてオムレツの塊を口に入れて、
三口ほど咀嚼して飲み込みます。
これは、味わってませんね。流し込みです。
私は、いつもの通りに綺麗にお皿に乗っているご飯を
お腹に納め、手をあわせます。
「ご馳走様でした。」
貧乏でしたし、独り暮らしをしていたから、
よく知っています。
食べれるだけ幸せなのですから、文句をいってはいけないのです。
人につくってもらえる生活は、ワンダフルなのです。
勉強するならカースの部屋がいいとのことで、
私はカースの部屋にお邪魔してます。
カースの部屋は、造りは私とほぼ一緒なのですが、
違うのは、本棚。
船にいるときよりも、多い本がぎっちりと本棚を埋め尽くしてます。
この本、すべてカースは読んだんだよね。
本棚の上から下まで感心して眺めてました。
部屋の中央には、四角い机と椅子が2客ありました。
カースはその椅子を引いて、
私にここに座るように促してくれました。
そこに座ると、カースは本棚から、
太い本と細い大きな本を取り机の上におきました。
まず、細い本を広げたら、それは地図でした。
「これは、地図です。 今の私達のいる国はここです」
地図には大きな、2つの大きな大陸が乗ってました。
左側は大きなかまぼこの様な大きな大陸。
右側は北海道をひし形に伸ばした様な長い大陸。
カースが指さしたのは、右側の歪んだ四角の大陸の左端の国。
区切られていう線引きから見ると、この国の大きさは、
この大陸の4分の一ほどの大きさですね。
「私達の国は、イルベリー王国といいます。
この国は一応、王政を布いていますが、
王は世襲制ではありません。
私達の国は、独自の商館制度というものに重要視を置いていて、
それぞれの部門の代表が集まって、
政を決める議会制で国は動いています。
王はそれらを纏め上げる代表者としての地位です。
現在の王は、法制館の代表者です」
「法制館?」
「国の法を定めたり、法に違反するものを罰したりする
法務罰則決定権を持つ役所のことです」
警察のようなものですかね。
「違法移民や、市民権などの発行もここで行われます。
午後からセランと行くのは、ここですね」
へえ、役所も兼ねてるんだ。
「この国は、三方を海と山とに囲まれた
自然の恵み豊かな国です。
気候も温暖ですごしやすく、海運と貿易で、
国は富み、人々の生活水準も高いです。
その富を狙って、多くの移民や犯罪者がやってきます。
ですから、おかしな犯罪を未然に防ぐために、
住民に身分証明書をそれぞれ発行し、
働くために就労許可書を、
生活や問題を失くすために、保証人制度がつくられてます」
ほうほう。ビシンさんのところで書いたあの書類ですね。
「それらの許可書がない人間は、
この国では生活できないんです」
は?アルバイトもできないの?
「住民は、犯罪者を出さない為に協力する義務があり、
身分証明の無いものや就労許可が無い人間は雇いません。
移住者は、厳しい審査を受けてからでないと、
家を持つことも、働くこともできないんです」
はあ、大変だね。
「ですが、セランのように、
医者などの特殊職業の者に対しては優遇制度があり、
きちんとした保証人が要れば、
この国の国籍や家族の証明などを取ることは、
難しいことではありません。
ですから、今回セランを頼ったのは、
貴方の証明書の作成を作るのに一番最適なのです」
ふうん。 セランは優遇されているんですね。
「聞いてましたか? 貴方の身分を証明するために、
保証人として、セランとビシン総長、レヴィウスと私が連名で
書類にサインを書きました。 ですので、何か問題を起こしたら、
すぐに私達に影響が出るのです。
それをふまえて、これから行動してください」
「はい」
頑張って、問題を起こさないようにします。
「次に、私達の国の国土と成り立ちについてです。
イルベリー王国は南と東が海で、
西にニルヴェーナ山脈とセテナの森があり、
北に、隣国に繋がる3本の街道と、タシオスの谷があります。
以前、お話した遺跡はこの谷にあります。」
宝の地図の場所ですね。
「ニルヴェーナ山脈は切り立った険しい高い山脈で、
ここを山越えする人間はいません。
年中雪が降りつもり、この山々から流れる水が、
この国の河川となります。
その山の下にはセテナの広大な森があり、
船の材料である大樹の殆どはこの森から運ばれます」
高い山がニルヴェーナ、大きな森がセテナですね。
「北のタシオスの谷は、岩盤が非常に硬く、
峡谷の幅が大変に狭いため、検問所として使われてます。
その検問所の手前に、遺跡とセテナの森の一部があります」
谷がタシオス。よし、覚えました。
「我々の国にきて、一番に思うことは、
何だと思いますか?」
一番にきて思うこと?
昨日ついてすぐに思ったことは、えーと。
「港の凄い造りにびっくりしたのと、
いろんな人がいるなあって思ったよ」
「港は、海賊などの蛮行をとめるための仕組みで、
職人達の奇功にすぎません。
他国も、形は違えど同様な仕組みをとってますよ。
それよりも正解は、多様な人種についてです」
へえ、あの海の中の鎖って、他の国も同じなんですか。
「この大陸はもともと一つの国でした。
それが、戦争や宗教などのさまざまな理由で
大きくは4つに分かれ、今は独自な文化を築いています」
戦争かあ、やっぱりあるんだなあ。
「他の3国とわが国と明らかに違う点があります。
歴史が浅いのです。
この国は寄せ集めの移民で出来た国なのですよ。
戦争で負け、宗教で敗れ、
いろんな人間が集まった結果、国になったのです。
ですから、私達は和解するための基本として、
お互いを信用できる制度を作り上げました」
もう、頭がいっぱいいっぱいになってきてます。
「宗教や身分は私達の生活に彩りはそえますが、
縛るものではありません。
身分は一代限りですし、宗教は寛容で、
基本迷惑をかけないのなら、
どの宗教でも信仰するのは自由です」
ふうん。 狸男の春ちゃんは4つ柱の神々って言ってたけどね。
「神様? どんなの?」
「私達は、海で生きるものですので、海の王と
海の女王ですね。
出航の前に、ワインを捧げることにしてます」
龍宮城の乙姫様ではないんですね。
春ちゃん、人間には全然知られてないよ。
4つ柱の神様、頑張んなきゃね。
「富は継承されるのが常なので、
基本、お金持ちが貧乏人を雇うのが常です。
ので、時々勘違いする馬鹿がいますが、
私達の国は法の下に平等であるのが信条です。
神や宗教は二の次です」
二の次なんだ。
ちょっと涙がほろりときちゃいそうです。




