マッカラ王国につきました。
これから先、言葉は基本西大陸の言葉が主になります。
マッカラ王国は大陸南西部の奥地にある小さな小さな国である。
その国には、他国が欲しがる物が何一つ存在しないはずの場所だ。
鉄鉱石や鉱石を含む山岳地帯もなく、肥沃な大地もない。
そのような土地に大きな動物は居らず、
食物連鎖の輪は小さな作用しかもたらさず、大地の恵みは少ない。
大地の半分以上は収穫の得られない実を付けない針葉樹や岩盤で覆われ、
標高の高い位置にある土地は起伏に富み、開墾を難しくする。
年間の降水量もさほど多くないが、軌跡のような小さな池があるだけの、
大地の実り少ない小さな小さな国だ。
国としての大きさは、イルベリー国の半分以下だろう。
交通の便も悪く、切り立った山に囲まれた厳しい環境の国。
誰もが欲しがらない国に唯一、全ての国々が目指すものがあった。
それが、賢者の塔と呼ばれる学びの塔であり、
その周辺を囲むように作られた学校施設である。
所説によると、マッカラ王国の初代国王は、
遠い異国から来た優秀な研究者であったらしい。
彼は、汚名を被され故郷を追われてこの国に逃げのびた逃亡者だった。
絶望の淵に足を踏み出して、死を求めてさまよった挙句にこの国に迷い込んだ。
この土地に住む素朴な住民は、彼を優しくもてなし長い年月をかけて癒した。
面倒事であるにもかかわらず、彼を快く受け入れてくれたこの土地の人々のために、
彼は、その知恵と技術、そして全ての能力をもって国を興した。
愚直な国民性をもつ民はそんな王を支え、忠臣を持って国の礎を成した。
そして、初代国王はこの国の生活水準をどん底から引き上げることに成功する。
特に治水事業に置いて秀でた功績を残し、それは多くの称賛を浴びた。
噴水や水の圧力を利用するポンプや配管などの仕組み。
浄化設備や上下水道の確立、高地ならではの高低差を利用した圧縮方式は、
初代国王が考えたものだ。
それらは神の恵みが少ないこの国に大いなる恵みをもたらした。
大きな外貨を生み出す資源はないが、この地に生まれ落ちたものが、
働いて餓えず食べていけるだけの資源を作り出したのだ。
山際のわずかな開墾地に棚田を作り、水分量の調節をしながら、
大地の恵みを十分に含んだ植物を植え、人々を飢えから救った。
水と十分の肥料を与えることで、大地の力は大きく潤った。
住人は、彼を崇拝し尊敬と共に彼の様な逃れ者を決して迫害せぬと、
心から誓った。そして、それを国の基本案として揚げた。
誰もが平等に学べる国。
初代国王が掲げた国の理想を終生目指すことに重きを置いた。
彼の治世、成し遂げた大いなる功績を慕って少なくない数の研究者が訪れた。
研究者達は、王の残した知恵に感銘を受けこの国で更なる研鑽を積むべく努力した。
そんな彼らも、この国の国民にとても優しく受け入れられた。
この国の暖かい人々のもてなしと心からの賛美を受けた研究者は、
この国を第二の故郷とし、この地を終の棲家とした。
そんな風にこの国を愛し残ってくれる彼らの為に、
マッカラ王国の王と住人は彼等が思うまま研究に没頭できるように、
貧乏な生活の中、小さな研究施設を国民総出で作り上げた。
この国の人々の暖かい心に報いる為に研究者たちは、
彼等の培った知識を次代に託すための学校を作り、
そこで子供たち相手に貴重な教鞭をふるった。
彼らの知恵と知識を授けられた多くの子供たちは、知恵と勇気を備え、
暖かい心と礼節を持った素晴らしい素養を持った若者達へと成長する。
その素質や能力を買われて他国へと渡り大成するものもあり、
また新しい研究で花咲かせ、貧乏国であったこの国の経済産業の発展に、
大いに貢献し話題を振りまいた者達も居た。
そういった評判が知名度を上げ、噂を聞き付けた数多くの子弟たちが、
こぞってマッカラ王国に学びに訪れ始めた。
そうして、世界中の知識が集まる国、マッカラ王国が出来上がったのだ。
元は何もない小さな村であった小さな国が、
知恵の結晶、知識の都、賢者の住まう国と呼ばれるようになったのだ。
そういった成り立ちからもであるが、
現在のマッカラ王国の住人の大半が研究者か学生であることから、
この国全体が学園都市のような様相を見せているのが特徴であろう。
当初小さな研究施設であった場所には、研究施設を上に上にと増設した結果、
塔と呼ばれるに相応しい建物が出来た。
塔は、1塔が2塔になり、ついには3塔に増え、それらが三角形を形作る。
それぞれの塔には、当代随一と呼ばれるあらゆる分野の研究者と、
その助手達が働いている。
その中でも特に優秀な12人の賢者はマッカラ王国の12賢者と呼ばれ、
知識の神のように、世界中の尊敬と憧れを集める存在である。
特に、12賢者の最長老である大賢者は、世界を見通すと言われるくらい博識で、
マッカラ王国の政治経済等々、国の中枢を担う役割も果たしている。
彼ら賢者の存在からとって、研究塔は賢者の塔と。
マッカラ王国は賢者の国と呼ばれている。
(大陸通信、マッカラ王国の概要と歴史についての考察から抜粋)
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ぽっくぽっくぽっくと、湿ったような赤土の上をエピさんがリズムよく歩いています。
周りは鬱蒼とした背の高い針葉樹林。
葉の形状は松に近い林。
青々とした緑樹の咽るような自然の匂い。
うん、いい香りです。
自然の木の香り、アロマ効果抜群です。
太陽の光は樹木の間から木漏れ日がきらきらと差し込んで、周囲を照らしてます。
実に平和的かつ、和やかな光景です。
そう、この光景から解る様に、砂漠は無事に抜けられました。
ヤトお爺ちゃんの厳しい監督の元で、カナンさんの邪魔が徹底的に排除された旅程は、
本当にさくさくと進みました。
今も、カナンさんはお爺ちゃんの馬の後ろに座ってます。
エピさんの手綱は相変わらずヤトお爺ちゃんの手にある。
ですので、私は安心してゆったり一人でエピさんの上です。
この世界に落ちて、砂漠を抜け、国境の町を通り、谷合を越え、山道を走り、
ひたすらに走り続けた(主にエピさんが)日々。
歩かなくていい旅は本当に楽でした。
特に本日の行程は山また山の、登りっぱなし。
一体どこまで登るのでしょうと言いたくなるくらいの山道です。
傾斜角度は案外深い。
背伸びをすると後ろに転がっていきそうなほどな登山道です。
それをエピさんはすいすいなんのその。
馬さんは途中息が上がって休憩が必要だったのに、
エピさんは息も切らさず、ご機嫌な鼻息ばかりか、
足取り軽くスキップしたりしなかったり。
正に素晴らしいの一言です。
流石、私の親分です。
旅のお供は絶対にエピさんですよ。
皆さん、エピさん擁護推進派に入りましょう。
親分にお嫁さんをもらって沢山エピさんの子供を増やすのがいいと思います。
親分の子供。可愛いだろうな。
目と目が合った時に、一目ぼれ。 うーん。あり得る。
東大陸に帰るときにお持ち帰りしたいって言うかもしれません。
エピさんに乗るのに慣れたと言うのもありますが、
馬よりも私には乗りやすい気がします。
馬にまたがると股関節が脱臼しそうなんですよね。
序に馬から降りると自動的に蟹股になります。
更に、お尻の皮が向けて痛いのです。
私には馬を乗りこなすなんて到底無理ですね。
結果、折衷案として横座りになる感じで座りますが、本当に安定性が無いんです。
レヴィ船長か誰かと一緒に乗せてもらわないと、絶対に落ちる。
私の運動神経をもってして、自信持って言えます。落ちます。
……ちょっと本気で考えたくなりました。
落ち着いたらお嫁さん探しに邁進しようと思います。
親分に好みのタイプを真面目に聞いておくことにしましょう。
それはさておき、エピさんに乗って、すいすいと山道を上ってますが、
ちょっとだけ問題がありました。
乙女としては、あまり大きな声では言えないことなんです。
長時間座り続けは、私のとある部位が筋肉痛で悲鳴をあげました。
私の人より割合大きな臀部。
脂肪分たっぷりのお尻は、今や筋肉痛でカチンコチンに固まっている。
お尻を自分でマッサージしようとすると背中が引き攣りそうです。
世の中のお尻が凝り性の人に聞きたい。
一体どうやってコリをほぐすのでしょう。
ストレッチ効果を期待して、無事に町についたなら、
ラジオ体操をしっかりしようと思います。
あ、そういえば、もう一つ、重大な発見がありました。
国境の町の小さな食堂で、初めてこの西大陸の代表的な食事を食べました。
それには、思わず涙が出そうになりました。
砂漠をやっと抜けてたどり着いた小さな町。
足元が沈む砂地からしっかりとした硬い大地になって、やっと実感しました。
砂漠と抜けたんだって。
「やっと国境の町にたどり着きました。
今日は、久しぶりにちゃんとした料理を食べましょうか」
「そうじゃの。ワシもそろそろ旨いものが食べたい気分じゃ」
そう言ってカナンさんとヤトお爺ちゃんのおすすめのお店で昼食を取ったんです。
小さいけれどにぎわっている宿屋兼食堂のお店に連れて行ってもらいました。
案内されたのは入り口近くの4人掛けのテーブル。
お爺ちゃんやカナンさんが注文した料理の名前はさっぱりわからないけれど、
お店に入った途端に、ものすごくいい匂いがしました。
お肉や野菜が香ばしく焼ける匂いに、つんとするスパイス系の香。
うん、絶対ここは美味しいです。
今にもなりそうになるお腹を必死で抑えて待つこと5分ほど。
本当にすぐに料理が出てくるんです。
これにはとてもびっくりしました。
イルベリー国の普通のお店なら、20分くらい。
オトルさんのお店でも大体10分はかかるのに、ここでは5分です。
最短新記録です。
料理の出てくるスピードが速いせいでしょう。
接客のお姉さんの早業もありますが、客の入れ替わり回転数がとても速い。
神業に近い技術です。
しっかり観察して、つい見とれてしまいました。
まあ、料理が来るまでですが。
最初に出たのは、大皿に丸いケーキのようにどんと乗せられた香ばしい物。
上はジャガイモを薄くスライスしたもの。
こんがりきつね色に綺麗に焼けていてとってもいい香り。
その下にあるのが、黄色のパラパラしたものが固まっている感じ。
ヤトお爺ちゃんが慣れた手つきで大きなスプーンを上からつき刺し、
それぞれの大皿に取り分けます。
そして、にこにこ笑顔で私にお皿を差し出しました。
お皿を受け取って、黄色のパラパラを口に入れた途端、驚愕に目が見開きました。
これ、間違いなくお米です。
もちろん日本米ではありません。
どちらかというとタイ米やスペイン米に近いぱらぱらのお米。
色は黄色で、白くない。
でも、味はしっかりお米です。
お米の中に赤い実が所どころに入っています。
その実の周りのお米は黄色よりももっと濃い橙色。
なるほど、この実でこの黄色の色をお米につけているのですね。
これは多分、お鍋の底にジャガイモを敷いてお米を蒸し焼きにした状態で、
多分、最後に油を流しいれて周りをこんがり焼きあげているのだと思います。
で、焼きあがったらプリンのように逆さにお皿に乗せて出来上がりでしょうか。
外側のお米は油で揚げたオコゲのようになっていて、
中側のお米はふんわりしっとりです。
黄色の実は香辛料の一種なのかもしれません。
ふわっと鼻に抜ける香りは、なんとなく爽やかな香りです。
それに、かりかりのジャガイモは香ばしくて本当に美味しいです。
次に出てきたのが、お肉と豆と野菜がたっぷり入ったシチューのような赤い汁物。
豆はソラマメのような大き目の豆。
野菜は多分、干し野菜と戻した切り干し大根のようなもの。
そして、特筆すべきはお肉です。
何時間煮込んだのかと問いたくなるほどに、とろとろです。
肉の塊がごろごろ入っているのに、肉にはまったくと言っていい程筋がありません。
大き目のスプーンで切り分けてもすんなり切れる。
その赤い汁物を先ほどのお米の上にカレーのようにかけるのです。
口に入れたら、お肉は舌の上でふわっと溶けていきます。
野菜は煮込まれていても形崩れしておらず、でも口当たり滑らかです。
そして、一緒に煮込まれた豆はお肉と野菜のうまみを閉じ込めた芳醇な味わい。
黄色のお米との相性は抜群です。
一口一口と口に入れながら、あまりの美味しさに、
ふわあああっと大きなため息が出ていました。
カナンさんがふふっと細い目を更に細めてふわりと微笑みました。
「メイさんのお口にあったようですね。
東大陸の料理とは全く違いますからね。
ちょっと心配してましたが、よかったです」
「メイちゃんは、本当に旨そうに食べるのう。
一緒に食べてて気分がいいわい」
かかかっと笑うヤトお爺ちゃんの言葉で、はっと気が付きました。
私、もしかして食べ過ぎですか?
お米を食べられる嬉しさと久しぶりの料理の美味しさに
気が付くとお皿は空になってました。
「私、食べる、沢山、駄目?」
慌てて聞くと、ヤトお爺ちゃんはまたもやかかかっと笑いました。
「なんのなんの、メイちゃんはもっとあっちこち育った方がええからな。
もっとたんと食え。わしらもたんと食うから遠慮なしじゃ」
そう言って、お皿に更にでんっとおかわりをついてくれました。
その上、口の端についていたと思われるものを、首元に巻いていた便利マフラーで拭いてくれました。有難うございます。
砂漠でも何度かあの黄色のマフラーにはお世話になりました。
主に、汚れた手を拭いたり、汗を拭いたりと、手ぬぐいのような形でヤトお爺ちゃんが使っていました。俗にいう首巻タオル状態ですね。
色も黄色で汚れが目だ陀ないし、日焼け予防にも最適な装備ですね。
そんなことを考えながらも、目の前の食事をパクリと口に入れて、
味を噛みしめます。
ああ、美味しい。
お米だ。
この世界にもお米あったんですね。
「これはマッカラ王国で作られている穀物です。
乾燥に強く、収穫後長く保存出来るように改良されたマッカラ国産、フラン。
大多数の国民の主食はこのフランになります」
私、マッカラ王国が好きになったような気がします。
「フラン、美味しい。好きです」
口に頬張って一口一口噛みしめながら嚥下します。
この世界でお米。
食べられると思ってなかっただけに、感動です。
同じお米愛好家人種ですよ。
仲良くなれること間違いなしです。
ほら、仲良くなるには同じ釜の飯を食うっていうじゃないですか。
ところで、先ほどの会話から解るかもしれませんが、
現在、私達は西大陸の言葉のみで会話してます。
朝から晩まで、ずうっとヤトお爺ちゃん先生の指導のもと、
西大陸の言葉を教わりました。
自分でもびっくりするほどの上達ぶりです。
ヤトお爺ちゃんは、本当に教え方が上手なのです。
日常会話で必要な会話を重点的に教えてくれているのだと思いますが、
挨拶や、必要な単語を一つ一つ丁寧にゆっくりと教えてくれました。
幾日もの集中指導の結果は、片言の言葉を理解できるようになり、
私も片言だけを返すことが出来る様になりました。
凄いです。ヤトお爺ちゃんは本当に素晴らしい先生です。
私のざるの脳みそにどこまで詰め込めるかが問題ですが、
今は、感謝感激でどこまでいけるか挑戦したい気分です。
あ、お米効果もあるのかしら。
覚える傍から毀れていってる気はしないでもないですが、
憶えて即使うを実行すると、なんとなくいい感じです。
多分、私の希望としては、
ざるの目が少しだけ小さくなったのではないでしょうか。
間違っていてもいいから言葉に出してみる。
時々身振り手振りを添えてですが、ちゃんと言っていることが伝わるのです。
私の片言の言葉を笑わずに真面目に聞いてくれるカナンさんとヤトお爺ちゃんは、
間違っていたら訂正し、ちゃんと教えてくれます。
本当に親切な優しい先生です。
いいですね。
言葉がだんだんと解るようになると、喜びと手ごたえを同時に感じることが出来る。
今は、新しい言葉を覚えるのが嬉しい。
気分は上げ上げ上昇中です。
3品目は、苽のような野菜のみじん切りにヨーグルトのようなものがかかってます。
「女性には、こちらの一品が欠かせないものだそうです。
少し、酸味があるかもしれませんがこちらも美味しいですよ」
「ラダセルの乳のしぼりカスから出来ているものじゃが、
これを食べるとお肌がつやつやになるそうじゃ。メイちゃんも食べるとええ」
一口食べると、ものすごくさっぱりして爽やかなお味。
メインの料理が結構油使っていてどっしりとした料理なので、
こちらは後口が大変いいです。
「美味しい。これ、美味しいです」
片言ですが、ちゃんと感想を伝えます。
そういう感じで、西大陸初のマッカラ国料理を堪能いたしました。
いえ、堪能しすぎました。
折角、砂漠の粗食ダイエットの効果で少しはヘッコんできたお腹が、
今はポッコリ。
そして、結果として、今があります。
(コブン、モット、カルナ~イ、カルナイ)
うう。
昨日からずっとエピさんの苦情が聞こえてきます。
ぐぐっと笑うように言っていますが、さっきから何度も何度も
楽しそうに笑ってはちろりと私のお腹を見るんです。
そして、ぷっ、空気を吐き出しながら笑うんです。
食べ過ぎなんて、乙女として失格です。
これは、リバウンドしているのかもしれません。
だって、下腹肉がポッコリ。
胸がヘッコんだ上に、お腹がぽっこり盛り土。
このままだと、キューピー体型一直線です。
危険です。
下腹のお肉って、どうやったら減るんだろう。
栄養源がすべて下腹に行っている気がする。
下腹肉を指で掴んで、エピさんの苦言と視線に泣きそうになりました。
この国での私の最重要課題は、食べ過ぎない事。
それに決めました。
レヴィ船長に会う時までに、ちょっとだけダイエットしようと心に決めました。
お米の誘惑に負けないのです。
……出来るかしら。
そうして、針葉樹林の中を進むこと一日。
日もそろそろくれようかという時間に、やっと町の姿が見えてきました。
真っ白な石を切り出した様な背の高い美しい塔が一番に目に入る。
そして、段々と進むにつれ、町の建物の尖塔があちこちに見えてくる。
大きな玉ねぎの様な形の屋根が印象的な建物が中央にあり、
その周りを小さな子玉ねぎが彩りよく並んでます。
「見えてきました。 あれがマッカラ王国です」
あれが、マッカラ王国。
お米の国。
これからお世話になります。




