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魔鬼羅の唄  作者: 瑠芽
1/1

始まりの唄

~???~


この世界には魔物に憑かれ

その力を自在に操る魔物憑き

通称…魔鬼羅(まきら)がいる。

魔物の力を纏いその力を姿が鬼のよう

ということからついた名だ。


10年ほど前、

一人の魔鬼羅が

何の前触れもなく突如現れ

町一つを半壊させ

政府に連行された。

連行される間際彼は

「これは始まりにすぎない」

と言って連行された。

これが人類にとって初の

魔鬼羅の誕生の瞬間であった。


だかそんな話も10年もたつと

今はただの都市伝説。

魔鬼羅がいるかどうかなんて

誰も知らない。


まぁオプションとして

新たに加わったのは、

政府が作った

魔鬼羅による対魔鬼羅組織

魔鬼羅特殊連合まきらとくしゅれんごう

通称MTRというのもある。

他には魔鬼羅になるのは

6~18歳くらいの男女で

特に前触れも無いことや、

魔鬼羅は自分の生命を

糧に魔物から力を得ている…

などなど


この掲示板の予想では

MTRは魔鬼羅の存在と

犯行を隠すために

戦っている…となっている。


「馬鹿馬鹿しい」


そう言ってパソコンの

画面を見つめていた少年は

勢いよくパソコンを閉じた。


「所詮掲示板だな…」


そう言ったのにはわけがある。少年も魔鬼羅でMTRに

所属する戦闘員だからだ。


「まぁ…俺らの情報が漏れて

ないにこしたことはないがな…」

少年の知っている

真実はこうである。


MTRはただの

対魔鬼羅組織ではない。

自分たちに賛同する者だけを

仲間にし、反抗するものは

誰であろうと容赦なく殺す…

そういう組織である。


これまでに少年が

何人もの魔鬼羅を

殺してきたかは知る由もない…


少年は今も任務の最中である。

今回の任務は新たに感知された

魔鬼羅の保護、抵抗するようなら殺害…


最近は魔鬼羅化した我が子を

怖がって通報する親も多い。


これは魔鬼羅が

どれだけ危険なのかを

示している…


「はぁ…今回は強くて

生きの良いやつだといいがな」


少年はそう言いながら

パソコンをしまい眠りについた。


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