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少年アフターストーリーに転生  作者: 千尋
第1章 サンタマルタ
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白な虚空

真っ白な虚空(こくう)の中で目を覚めた。

全身が痛むような感覚を覚えた…待て…


「なんで俺はまだ生きてるんだ!」


すぐに立ち上がり、周囲を見渡した。

どれだけ遠くを見ても、白い虚空(こくう)しか見えなかった。


自分の体に何か傷がないか必死にチェックし始めた。

シャツを上げてお腹、次に背中、そして下半身を確認した。

傷のようなものは見当たらなかったので、俺は深呼吸をした。


「もしこれが地獄だとしたら、それほど悪くはない。

もし天国だとしたら、神は本当にひどいユーモアだ。

まあ、多分地獄だろう」


しばらくここが新しい住処になるだろうと思い、

空っぽの虚空(こくう)を歩き回り始めた。

しばらく歩くと、何か硬いものにぶつかった。

突然現れたように感じたが、よく見ると、壁らしきものだった。


「少なくとも無限の淵ではない」


ここで休むのは良さそうだ。

壁にもたれかかった。


ポケットに何か入っているような気がして手を入れると、スマホと財布があった。

スマホの充電は86%だった。


「しばらくどこにも行かないから、アニメでも見ようかな」


アプリを立ち上げ、スクロールしたが、どれを観るべきか分からなかった。

だが、こんなところに電波が通じること自体に驚いた。


「誰かにメッセージを送ってみようか?

もし俺が死んでいたら、

あの世からみんなにメールするのも楽しいかもしれない。

まだ誰もそのアイデアを思いつかなかったことには驚きだ。

あるいは誰かがすでに思いついていて、

俺がまだ知らないだけかもしれない。

あー!観られる番組のアイデアがようやく浮かんだ」


やっと見つけた番組を見始めた。

しかし、番組に集中しすぎてバッテリーが少ないことに気づかなかった。


「Damn、バッテリーを取っておくべきだった。

コンセントがないのが残念だ」


壁の側面を見ると、コンセントがあるのに気づいた。

残念ながら充電ケーブルを持っていなかった。


「今は俺をからかっている」


スマホをポケットに戻し、壁に沿って歩き始めた。

この空っぽの虚空(こくう)がどこかに続いていることを願っていた。

足が耐えがたいほど痛くなるまで歩き、再び壁に倒れ込んだ。


「ここはどれくらい大きいんだ?」


「こんなところで何をしてるんだ?」


突然の声に俺はたじろいだ。

その声はとても深く、まるで悪魔から聞こえてくるようだった。


突然の声がどこから聞こえてきたのか、あたりを見回した。

そして上を見上げると、すぐに天井に埋め込まれた暗い形に気づいた。

それは人間の顔のように見えたが、真っ黒で様々な色の斑点が散らばっていた。

それはまるで星や惑星の集合体でできているかのようだった。

しかも口も鼻もなく、目だと思われる楕円形が2つあるだけだった。


「ええと、あなたは何ですか?ロボット?」


口から出た瞬間、これがロボットではないと悟った。

体に星がついているロボットなんているのだろうか?


「俺を金属の塊に例えたことはなかったことにする」


突然、天井から一本の手が飛び出した。

手には顔と同じ模様のほかに、星と岩のまだら模様の黒い炎が出ていた。

そして、もう一方の手が屋根から芽を出し、天井を押し下げた。

ゆっくりと文字通り天体のような体が現れた。


「天井で何してるの?」


「あなたにも同じことを尋ねたい」


「えっ?」


足元を見ると、足が浮き上がり始めていた。

そして、自分が落ちていくのを感じた。

まるで部屋の重力が突然逆転したかのようだった。


着地するとき、まるで巨大な枕に落ちたかのように感じた。

しかし、着地した瞬間、再び木のように硬くなった。


「今何があったの?」

俺は床から顔を上げて尋ねた。


「お前は天井にいただけだ」


「床にいたのは間違いない」


それは何なんだ?

そして、なぜそんなに大きいのか?

床、つまり天井まで届きそうだ。


「あと数時間は起こされる予定ではなかったんだがね」


「起きる?待って、あなたは誰?ここはどこだ?」


「時間内に答えが出る良い質問ばかりだ」


冗談だろう?

間違いなく死んでいる。

そして今、俺はここにいる。ここがどこであれ。

こいつとここで行き詰まっている。

そして、何の答えも教えてくれない!


「ご存じの通り、あなたは列車事故で亡くなりました」

「うわー、トラックくんも最近はサボってるんだね」

「あれは何だったんだ?」

「何でもない」


「さっきも言ったように、あなたは列車事故で死んだ。

他の多くの人たちのようにあの世に送られるのではなく、

俺らのチャンピオンに選ばれたんだ。

新しい人生にふさわしい能力を授ける。

俺たちが対抗できない邪悪な力に立ち向かうことだ」


基本的なことにしては説明が長かった。

その部分は自分でも理解できたのに。


「質問いい?」

「どうぞ」

「私に選択…」

「いや」

「でも、こういうのは普通なら、

私に選択の余地があるんじゃないの?」


「あなたには選ぶ権利がない。

仮にあなたがやりたくなくても、

もう選ばれてしまった。

選択がない。」


まあそんなにひどい話ではなさそうだ。

あの世で永遠に過ごす生活よりは面白いだろう。

それに、これはよくある異世界の物語のように思える。


「せめてお願いしてもいいですか...」

「今から向こう側に送る」

「えっ!?待て、私はあらかじめ何かしらの能力をもらってるんじゃないのか?」

「今から向こう側に送る」

「ちょっと待って!口答えして悪かった。

このまま私を送らないでください!死んでしまう!」

「今から向こう側に送る」

「待て―」

読んでいただきありがとうございます。


私はまだ日本語が流暢ではないので、小説は進行中です。

見逃した間違いがあれば教えてください。


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