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第十話 再会

 

 ブリテン王国の首都、ロンドンにある港、ロンドン港。さすがに海賊団全員を率いていくわけにはいかなかったので、船着き場に船を止めたあたしはウィル、クララ、ブラックの3人だけ連れてロンドンに入った。未登録の海賊船が港に入ったので、港で兵士に取り調べを受けたが、あたしがアンドロメダ将軍にもらった王家の紋章の書かれた札を兵士に見せると、快く受け入れてくれた。


「すごい…おっきい…」


 ロンドンに来たのが初めてだったクララはかわいらしい表情で街の様子を眺めて歩いている。周りの建物を見るのに気を取られ、正面を全く見ずに歩くクララがあまりにも危なっかしいと感じたのか、彼女がどこかへ行ってしまわないようにウィルがクララの手をしっかりと握った。目的地はあたしが最初にアンドロメダ将軍と出会った兵舎だ。


「なんだ?小娘。アンドロメダ将軍のようなお方がお前みたいな小汚い小娘に会うわけねぇだろ。それに、アンドロメダ将軍なら今留守…ってお前試験の時にいたフランとかいう小娘じゃねぇか!?」


 兵舎につき、門番をしている兵士にアンドロメダ将軍と会いたいと伝えたところ、まさかのその門番の兵士は最初の兵士試験を受けたときにあたしに絡んできたガンスだった。


「なんだ?貴様、フランの姉貴に何て言う口きいてるんだ?その穴から内蔵引き釣り出されてぇのか?あぁん?そうされたくなかったらフランの姉貴が会いたがってる奴が今どこにいるか教えやがれ!」


 とブラックが恐ろしい表情でガンスを脅すと、ガンスはおびえた声で


神よ!(ジーザス!)


 と叫びながら、兵舎の中へと走っていった。


 再び戻ってきたガンスの話によると、どうやらアンドロメダ将軍はいま王宮にいるとのことだ。ガンスに案内され、テムズ川を王宮方面へと向かうボートに乗って進み、王宮へとあたしたちは向かった。



「待たせてすまなかったねぇフラン。それにしてももう任務を完了してしまうとは。ずいぶん早かったな。さすが私が見込んだだけのことはある」


 王宮でアンドロメダ将軍を呼んでもらうよう兵士に伝え、面会室で少し待たされた後、ようやくアンドロメダ将軍と再会できた。


アンドロメダ将軍はあたしの任務完了の知らせを聞くと、あたしの肩をポンポンと叩いてあたしをねぎらってくれた。


「それで、君たちが、フランの部下になった海賊かね?」

 と、アンドロメダ将軍はあたしの隣に座っている、クララ、ウィル、ブラックの3人に視線を向けた。


「はい。私ウィルと申します。この大きな男の人はブラック。そしてこの女の子はクララといいます」


 とウィルがアンドロメダ将軍に自分たちのことを紹介した。


「ふむ。それで、フラン、君の配下には今何人の海賊がいるのかね?」


 とアンドロメダ将軍が尋ね、


「50人ほどでっせ海賊船は合わせて3隻あります」


とブラックが答えた。


「50人!?それに船が3隻!?」


 とアンドロメダ将軍は驚きの声を上げた。しかしすぐに平静を取り戻し、コホンッと咳ばらいを上げた。


「よかろう。想像以上の成果だよフラン。それでだフラン。君が帰ってきたときは自分のところに連れてくるよう女王陛下に言われているんだ。ついてきてくれるか?」


「女王陛下…ですか?」


「そうだ。我がブリテン王国女王、エリザベス女王陛下だ。もちろん来てくれるね?」


「いいですけどアンドロメダ将軍…《《お約束の物》》を受け取りたいのですが…」


あたしのその質問に将軍は少しため息をついて、


「わかっている…だが女王陛下への謁見の後だ。わかったな?」


と言ってあたしを少しあきれた目で見つめる。


「はいっ!!!」


将軍のそんな様子などお構いなしに、約束の物(山盛りのフルーツ)をご馳走してもらうという言質をしっかりととったあたしは満面の笑みを浮かべて返事をした。



読んでくださり本当にありがとうございます!



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