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第31話 ワンショットキル

 ターンは進み、俺は着実にアタックを重ねていきダメージ有利。

 一方シュウトは、手札とジェムを蓄えチャンスをうかがっていた。

 そして、先に仕掛けたのは俺の方。


「俺のターン、バルバロッサ召喚、そのままLV3へ!」


バルバロッサ

LV1 コスト1

   パワー1

   クラッシュ1

LV2 コスト3

   パワー3

   クラッシュ2

LV3 コスト8

   パワー6

   クラッシュ4


 バルバロッサ、槍を持った丸形のロボット。

 LV1時は貧弱だが、LV3まで育てる事でジェムスト界最大パワーを獲得する切り札級モンスターだ。


「まずは、LV2ラファドンでアタック」

「ライフで」

「続いてもう一体のラファドン」

「ライフ」

「……バルバロッサ……ここは構えてエンド」


 俺は追撃すべきか少し考えて、攻撃の手を止めターンエンド。

「何でブロックせえへんの、さっき? 壁役はまだおるのに?」

 と言う細井さんの質問に俺は答える。


「理由は3つ、召喚やレベルアップに使ったジェムはそいつがやられると手元に戻ってくる。大量のジェムが俺の手元に返るのを嫌ったんだろうぜ」

「あれ、ジェムって自由に動かせへんの?」

「ああ出来ない。だからレベルアップは慎重になるし、ジェムの回収の為にわざとやられに行ったりするんだ」

「ふーん、ほんなら下手にレベル上げてパワーが上がると、ジェムの回収がいざって時出来んようになるんやな」

「ああ、そういう面もあるな」


 で、もう1つの理由だが、と話を続ける。


「俺の場には、バルバロッサがいる。もし俺が除去マジックを持ってたとしよう、下手にブロックして壁が減るとバルバロッサの攻撃が通っちまうだろ」

「ふむふむ、となるとエースが場におると、味方にブロック制限の追加効果が付与されるようなもんか。……これ、どないして対応すればええのん?」


まばゆい閃光

コスト3 マジック

(妨害)モンスター1体を行動済みにする。


 俺は細井さんに、カードを1枚紹介する。


「こういう妨害カードがあるから、それを手札に構えておいて計算を狂わすんだ」

「えっ! このゲーム相手ターンにも動けるん!?」

「ああ。で、3つ目だが……あるんだろシュウト」


 俺は話しながらも、対戦卓から目は離さなかった。

 シュウトは全ての準備を終えて、とある1枚のカードを構えていた。

 

めざまし時計

コスト2 マジック

(妨害)裏側モンスター1枚を表向きにする。


 シュウトは、構えていたマジックカードを使用する。

 その効果によって、伏せたばかりのシュウトの切り札が目を覚ます。


パクパクバク

LV1 コスト1

   パワー2

   クラッシュ0

自分のモンスター1体を取り込んで、パワーとクラッシュをそれぞれ+1する。(なんどでも使える)


 フィールドに現れたのは、リンゴやバナナを頬張るバクのモンスター。

 カードイラストからは、とてもじゃないが強そうには見えない。


「んであれが3つ目の理由、恐らくシュウトはパクパクする素材を残すためにあえてブロックしなかった」

「その通り、パクパクバクの能力起動! 味方モンスター計6体をパクパクしてパワー・クラッシュ共に+6!」


 味方をパクパクした事で、バクは俺のバルバロッサを上回り、パワー8、クラッシュ6の超大型モンスターへと進化した。


「さらにモンスターに使われてたジェムは全部回収、そのジェムを使ってマジックカードを連打! これでお前の場はガラ空きだぜ」

「あちゃ~、こりゃまいった」


 俺はバルバロッサにジェムをつぎ込んだせいで、手持ちのジェムは2つのみ。これじゃあ、除去カードはもちろん、まばゆい閃光による行動妨害すらできない。


「いっけー! オレのバクでとどめだー!!」


 シュウトのとびっきりの一撃を止める事は叶わず、俺の最後のライフを奪おうとパクパクバクの攻撃が迫る。


「ほい」


めざまし時計

コスト2 マジック

(妨害)裏側モンスター1枚を表向きにする。


 2:1交換のアド損になるのであまりやりたくは無かったが、俺は自軍モンスターを叩き起こし壁役にする事にした。


「対応は?」

「ねえよ……手札もジェムも」

「そっか。ターン貰うぜ」


 俺は全てを出し切り、打つ手なしのシュウトのライフをあっさりと奪った。


 [……GAME SET……]

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