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8作目です。よろしくお願いします。

彼は僕の話をよく聞いてくれる

経験のこと、境遇のこと

彼は僕のことを分かってくれる

彼と僕は同じだと、そう感じたんだ


彼は僕によく話してくれる

経験のこと、境遇のこと

僕は彼のことを分かってあげられる

僕は彼と同じだと、そう感じたんだ


ある日、僕は彼と同じ経験をした

僕は彼のことなどわかっていなかった


別の日、僕は彼と同じ境遇になった

彼のことはもう僕にはわからなかった


彼は言った

結局、自分と他人は同じじゃないものさ

共にいる、それ以上は望めない

「人は一人じゃない」

悪い言葉だね


僕は彼に返した

そうだね、そしてそれは君の気持ちだ

一つにはなれない、それは望めない

「人は一人でいられない」

善いことじゃないか


どんなに言葉を尽くしても

君に僕のことはわからない

僕に君のことはわからない


彼は寂しそうに、でも楽しそうに

そんなこと、もうわかってるよ

共感するようにそう笑っていた

ありがとうございました。しばらく東北に行ってたので投稿が少し空きました。いろいろ見てこれました。

筆の乗るときに、題材にして書いてみたいと思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] エエ詩ですわ。 他人は自分ではないのです。 でも人は二人以上で間ができると人間になれるのです。 言葉は万能ではないですし、届けても伝わらないことは多いのです。 だから共感できたときの喜びは…
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