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21作目です。よろしくお願いします。



それは姿を変え続け


性質もまた変わり続け


一貫性のかけらもなく


しかしそこにある


煌めき 澱み 救い 殺し


合わせ 引き立て 溶かし 薄め


私を水だと


あなたは形容した


それは間違っていないのだろう


私は性質を変えて


私でないものへ


私はわたし自身を越えて


何かとの混ざりものになる


それをあなたは


あなたらしいといった


水にしかなれないわたしを


なんの混ざり気もないわたしを


確かにそれ自体として認めたのだ


わたしは わたしだけ でいられるのか


私だけ ではないのだろうか


それともあなたに対してだけは


水のままでいられるのだろうか

ありがとうございました。本日からまた、少しだけ、更新再開します。

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