第9話 最後の祭り
日が変わり気付くと朝になっていた。
そのまま昨日渡された封筒を懐に入れ指定された場所に自動車で向かった。
...海沿いの倉庫...
指定された場所につくともう一台の黒いワゴン車が止まっていた。
倉庫の扉を開き、中に入り奥へ向かうとそこには冴島がいた。
冴島が俺の方をみてこう言った。
「やぁ、約束通り一人で来たね」
「あぁ、約束通り一人だ。で、何の用だ?」
そう尋ねると冴島が笑いながら答えた。
「もちろん君と殺しあうためにだよ。」
そう手に隠し持っていたナイフで攻撃を仕掛けてきた。
それをよけながら腰につけていたホルスターから捕食者を取りだしたが標準を合わせようとするが相手の動きが速すぎて狙いが定まらない。
そうしているうちに相手がナイフで複数の場所を同時に刺そうとしている。
それを避けつつ次の手をひたすら探していると倉庫内に消火器があるのを見て懐から拳銃を取り出し、消火器に一発の銃弾を放った。
放った一発の銃弾が消火器を突き抜けその中から大量の粉末が漏れたと同時に視界がその粉末でさえぎられていった。
「何だこの煙のようなものは?」
冴島が目をつむっているうちに捕食者で相手の数値を図ったが0だったと同時に目を疑った。
とにかくその場から離れることに専念するしかないと思ったが冴島をここで倒すしかないとも思い迷っていた。
そうしていると冴島が手を掴みやっと捕まえたと言い右手にナイフを刺した。