第8話 ゼロリバースシステムの正体
…公安地下 謎の部屋…
人形は続けてこう言った。
「アサオカヨウイチ、サエシマシキツネ。オマチシテイマシタ。」
「これは何だ?」
目の前にあったのは人間が入るくらいの試験管のようなものがあり中には人間が眠っていた。
「それはこの心理世界を生み出した張本人、加山カルトだよ」
「加山カルト?」
「元々、この世界には魔法が存在していた。まぁ、僕らが生まれるまえだけどねぇ。」
敷常は続けてこう語っていた。
かつてこの世界には魔法があり、それは日常生活のいろいろな場面で使われる事が多かった。
だが、あることをきっかけにそれは幸せさえも奪うことができる兵器に変わると彼は知ることになった。
それが後に言う2045年に起きた第三次世界大戦だった。
その戦争で多くの兵士が犠牲になったが7人の兵士の活躍により第三次世界大戦は終わりを告げた。
その後、第三次世界大戦の経験をへて長い月日をかけてゼロリバースシステムを生み出した。
その後彼は自分の助手にこう言い残したそうだ。
「私が死んだら私の体をこの機械の部品として設置してくれ」と...
室内が一瞬のうちに静まり返る。
そんな中、洋一が口を開き尋ねた。
「で、俺に見せたかったのはこれか?」
「あぁ、そうさ。君に直接真実を見てもらうためにさ。」
そう言いながら謎の部屋から屋上のヘリポートに向かった。
ヘリポートにつくと冴島がとある封筒を浅岡に渡した。
そこに書いていたのはとある場所の所在地だった。
「明日その封筒を持って一人でそこに来るんだよ?」
そう言い残しヘリで去っていった。




